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参考資料2 医師臨床研修指導ガイドライン-2020年度版-[1.6MB] (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35611.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第3回 10/4)《厚生労働省》
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2)介護施設・社会福祉施設
研修目的:一時的又は永続的に自宅での生活が困難になった高齢者のための施設介護、
介護保険、利用者の尊厳を保持した医療、福祉、生活サポートのあり方等を理解する。
利用者とその家族、施設職員やケアマネジャー等とのコミュニケーションを通じて、医
療的側面のみならず利用者の生活について学ぶ。
研修方法:地域医療研修を行う医療機関が所在する市町村の特別養護老人ホーム、介護
老人保健施設やグループホームなどにおいて、施設への訪問診療や施設における業務を
実施しながら、カンファレンス等に参加する。
3)赤十字社血液センター
研修目的:無償の献血者に接する献血現場での採血業務を通じて、 献血の推進・献血者
募集・採血・検査・製剤・供給の流れ等血液事業の仕組みと現状、また血液製剤の安全
性を確保するための対策及び適正使用について理解する。
研修方法:各地域にある赤十字血液センターを訪問し、血液事業全体の流れを観察する。
採血業務などについては実務研修を行う。
4)検診・健診の実施施設
研修目的:各種検診・健診活動を通して、法定健(検)診、総合健診の意義を理解し、
その基本的診断技術・健康指導技術を習得する。
研修方法:基幹病院が所在する地域における、職域検診あるいは保険者や自治体による
検診・健診に参加し、検診・健診の流れを学ぶ。また検診医を補助し、検診・健診にお
ける診断や指導を実践する。
5)国際機関
研修目的:世界保健機関(WHO)等の国際機関における国際保健や各国の保健医療政策に
影響を与えるような合意の形成プロセス、各国際機関の役割、あるいは国際保健に関わ
る課題に対する各国際機関の具体的な取り組みなどについて学ぶ。
研修方法:世界保健機関(WHO)等の国際機関におけるインターンシップ等に申込み、国
際機関の業務に従事する。
6)行政機関
研修目的:臨床現場に直結する感染症等の公衆衛生や医療制度等の医療政策など、保健
医療行政を学ぶ。
研修方法:厚生労働省や各都道府県庁などにおいて主に医系技官の指導の下、行政機関
の役割に関する総合的な講義を受けた後に、インターンとして業務に従事する。
7)矯正施設
研修目的:刑務所や医療刑務所、少年院などにおいて、矯正施設における医療の必要性
や矯正医官としての業務の実際を学ぶ。
研修方法:各ブロックの矯正管区にある矯正医事課に相談し、各矯正施設の矯正医官と
調整の上、矯正医官の業務を見学あるいはその一部に従事する。
8)産業保健の事業場
研修目的:産業保健における制度及び職域保健における課題と対策を学ぶ。
研修方法:産業医の実際の業務を一定期間見学し、系統的な講義を受ける。

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