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参考資料2 医師臨床研修指導ガイドライン-2020年度版-[1.6MB] (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35611.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第3回 10/4)《厚生労働省》
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② 仮眠室
夜遅くまで研修した時や、夜間呼び出された翌日の昼休みなど、横になれるスペース
が必要である。特に女性の場合医局のソファなどでは横になれないため、男女別の仮
眠室があるとなおよい。
③ 食事
研修医は、食事を作ったり食べに行ったりする時間・余裕がないことが多いので、病
院食を利用できたり、夜間補食ができるようなシステムがあると便利である。
④ 各種手続き、郵便物の受け取りなど
研修医が平日昼間に外出することは難しいので、銀行振り込みや郵便物の受け取りな
どについて代行してもらえる制度があると便利である。

(2)研修の充実
1)シミュレータ
① シミュレータ教育の必要性
研修目標に到達するためには、知識の修得だけでは不十分であり、技能、態度領域の
教育が重要である。しかしながら、未熟な研修医が患者に対して侵襲的な手技を行う
ことには倫理的にも安全管理上も問題が多いため、現場で実施する前にシミュレータ
を用いて十分に修練を積むことが望ましい。
② シミュレータ教育の利点
シミュレータ教育は、臨床現場におけるスキルの修得に比べて以下の利点を有する。
・実際の患者に害が及ばない
・いつでも、何度も反復して練習できる
・自己学習が可能である
・講義などの他の方法と組み合わせることで学習効果を高めることができる
・遭遇する機会の少ないシチュエーションについて繰り返し学ぶことができる
・主に技能・態度領域における評価に利用できる
・指導医が、研修医のレベルに合わせた教育効果の高いシナリオを意図的に設定できる
③ 用意すべき機材
各施設の状況により必要度は異なるため、予算と必要度に応じて整備すべき機材を決
定する。教育効果の高い機材としては、救急蘇生に関するもの(心肺蘇生シミュレー
タ、挿管練習モデル、AED トレーナーなど)、身体診察に関するもの(心音・呼吸音、
婦人科診察、直腸診、眼底、耳など)、手技に関するもの(縫合、採血・静注など)
などがある。
④ 運営上の注意
i) 運用ルール
運用に当たっては、事前申し込みの有無、鍵の管理、管理者の立ち会いを必要とす
るのかなどについてあらかじめ運用ルールを作成しておく必要がある。シミュレー
タ教育の利点を最大限に生かすために、学習者が使いたいときに利用できる体制を
整えておく必要がある。
ii) メンテナンスが重要

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