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総-3参考1○選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集の結果について (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00219.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第560回 10/20)《厚生労働省》
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た医療技術の受け皿とするもの
④ 医学的エビデンスを再検討し、保険適用から除外するべき医療技術の受け皿とするもの
⑤ 保険医療の必要性が乏しいもの
⑥ 臨床の現場に早く投入し、データを収集すべきもの(プログラム医療機器)
【理由】
医療技術は不断に進歩しているため、新しい医療技術はなるべく早く保険導入して患者に
届ける必要がある。また、審美的な医療技術やアメニティ的な療養環境等は、保険適用には
なじまないが、基本的部分も含めて完全自由診療にするのではなく、基礎部分は保険適用し
ながら患者の選択に任すべきである。一方で、国民皆保険の護持のためには、実験的、審美
的なものを含むすべての医療技術や療養環境を保険適用すべきでもない。両者の要請に応え
るべく、保険外併用療養制度を設け、例外的に混合診療を許容していることは高く評価され
る。加えて、医療安全の見地からは、混合診療を原則解禁にするのではなく、またなし崩し
的に保険の給付範囲を狭めるのでもなく、保険外併用療養費制度として、限定列挙しつつ認
める現行制度の大きな枠組みは今後も維持すべきであろう。
歴史的にみると、保険外併用療養の選定療養は、時々のさまざまな政策ニースに応えること
ができる柔軟な制度として順次拡大してきた。現在の 11 類型をつぶさに観察すれば、各類
型の中で新たに列挙されるべきものの他、類型自体も拡大できる余地がある。なお、現在の
11の類型は、個別の技術が狭く限定されているものの他、複数の個別技術を含む類型もあ
り、抽象度が統一されていないため、この意味でも再考する余地がある。
3 個人 年齢:40~64 歳 職業:その他
【具体的内容】
インシュリンポンプの付属品の予備購入
【理由】
保険診療においては、センサーは1か月最大5個、トランスミッタはインシュリンポンプに
つき1個しか配布されず、予備分を患者が希望する個数自由診療で、購入できるよう選定療
養にすべき。
4 個人 年齢:40~64 歳 職業:その他
【具体的内容】
保険診療で対象とならない患者に対するグルコースモニタシステムの支給
【理由】
我が国の保険医療制度は「必要かつ適切な医療は基本的に保険診療により確保する」という
理念の下に運用されているため、グルコースモニタシステムを用いた血糖測定について、保
険診療下で使用できる患者と薬事承認上対象となる患者との間にはギャップがある(保険診
療下では、薬事承認上認められているよりも狭い範囲の患者を療養の給付の対象としてい
る。

。他方で、このように療養の給付の対象外となっている患者であっても、グルコースモ

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