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総-3参考1○選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集の結果について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00219.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第560回 10/20)《厚生労働省》
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る。採卵日に夫が出張であったり、夜勤等をしていると採卵日に精子採取はできないため、
あらかじめ精子凍結して採卵日に備える必要がある。この場合治療は凍結精子を融解し、顕
微授精を行う。さらに精子凍結は手間(精液調整)がかかり、凍結保護剤の使用も必要で、
凍結チューブや凍結タンクも必要となる。液体窒素タンクはフタを開けるたびに液体窒素ガ
スが蒸散し、常に液体窒素を補充しないといけない。このように手間も費用もかかるが、精
子凍結は現在全て医療施設からの持ち出しであり、医療経営を圧迫している。
4 個人 年齢:65~74 歳 職業:医師
【具体的内容】
生殖補助医療を行う患者の感染症検査
女性:HTLV-1 抗体および HIV 抗原・抗体
男性:HBs 抗原、HCV 抗体、HTLV-1 抗体、HIV 抗原・抗体、梅毒(RPR、TP 抗体)
【理由】
生殖補助医療は現在、
卵巣過剰刺激症候群の予防、
着床率の改善を図るため全胚凍結が多く、
わが国の生殖補助医療で出生した児の 92%が凍結胚を用いて移植したものである。採卵日
をあらかじめ予測することは困難であり、夫は採卵日に出張もしくは夜勤などで採卵当日に
精子を提出できない場合も多く、あらかじめ精子凍結し、採卵日に凍結精子を解凍して顕微
授精を実施することも多い。精子凍結、卵子凍結、胚凍結の保存は容量の大きい液体窒素タ
ンクに入れ、複数の検体を一括して液体窒素中で保管する。しかし、HIV や肝炎ウイルスな
どウイルスは液体窒素中も生存しており、感染者の検体と非感染者の検体を同じタンク内で
保存することは非感染者の検体が汚染される危険があるため、従来感染者と非感染者の検体
はタンクを分けて保管することが推奨されてきた)
。生殖補助医療を実施する際、感染の有
無を判断するため男女の感染症検査は必須である。
5 個人 年齢:65~74 歳 職業:医師
【具体的内容】
生殖補助医療における凍結精子、卵子、胚の保存管理
【理由】
生殖補助医療においては治療スケジュールの調整、2 回目以降の胚移植のため、2 子目の治
療のために配偶子を凍結保存するが、治療期間中以外にも凍結保存を継続する場合がある。
現在、一部は保険適用とされているが本来、直接的な診療行為とは言えず、病名管理との整
合性も取れないため選定療養として導入されるべきと考えます。
6 個人 年齢:40~64 歳 職業:医師
【具体的内容】
回数や年齢等の要件を満たさずに実施した K884-3 胚移植術について選定療養とする。
【理由】

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