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総ー2○歯科医療(その2)について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》
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リハビリテーション患者に対する口腔管理の必要性
○ 退院時に口腔衛生・口腔機能の改善がみられる群(良好群)と、口腔衛生・口腔機能の改善が見られな
い群(非良好群)を比較すると、良好群は、FIMの運動項目、認知項目、合計点数、FIM効率、FIM利得が有
意に高かった。
項目
ROAG、中央値(四分位範囲)
在院日数、中央値(四分位範囲)
リハ実施単位
FIM、中央値(四分位範囲)
運動項目
認知項目
総合計
FIM効率
FIM利得
転帰先
自宅
施設
老健
療養病床
その他
FILS、中央値(四分位範囲)
退院時ROAG、中央値(四分位範囲)

109(77-154)
963(665-1,350)

退院時ROAGスコア
(口腔衛生・口腔機能の状態)
良好群
非良好群
(n=126)
(n=366)
1(0-2)
1(0-2)
101(71-151)
114(79-155)
886(605-1,339)
1013(687-1,352)

69(41-85)
25(18-31)
95(60-114)
0.27(0.14-0.40)
27(15-40)

83(65-89)
30(26-34)
112(94-121)
0.32(0.24-0.44)
32(22-45)

61(34-81)
23(16-29)
82(53-109)
0.24(0.13-0.39)
24(13-38)

<0.001
<0.001
<0.001
<0.001
<0.001

337(68.5)
135(27.4)
6(1.2)
13(2.6)
1(0.2)
9(8-10)
9(8-11)

106(84.1)
18(14.3)
1(0.8)
1(0.8)
0(0)
10(9-10)
8(8-8)

231(63.1)
117(32.0)
5(1.4)
12(3.3)
1(0.3)
9(8-10)
10(9-11)

<0.001
<0.001

全体
(n=492)

p値
0.019
0.31
0.27

FIM:Functional independence measure、 機能的自立度評価表
対象:A病院に2018年1月1日から2020年12月31日に脳卒中後の回復期リハビリテーション目的で入退院した患者で、入院時に口腔内に問題があると評価された患者のうち、
脳卒中患者492名を対象。
方法:口腔内の状態は歯科衛生士によりROAG(Revised Oral Assessment Guide)、ADLはFIM(functional independence measure)を用いて看護師、介護福祉士を中心として評
価を行った。対象者を退院時ROAG8 点未満の群(口腔内良好群)と 9 点以上の群(口腔内非良好群)に分け、2 群間の退院時FIM合計点等を単変量解析で比較した。
出典:大石他「回復期脳卒中患者の口腔衛生・口腔機能と退院時ADLとの関連」 Jpn J Compr Rehabil Sci Vol 13, 2022

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