よむ、つかう、まなぶ。
総ー2○歯科医療(その2)について (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
糖尿病患者の口腔状態等について
○ 糖尿病患者の約16~17%で過去1年間に歯の喪失があることや約32%で歯肉腫脹の既往があること、定期的な歯科受診
がない者が約57%、また、現在歯数20歯未満とHbA1c8.0%以上であることと有意な関連があること等が報告されている。
◼ 対象
• 全国の基本的に糖尿病を対象とする医療機関に通院中の
40歳以上75歳未満の1型、2型糖尿病患者6,099名
◼ 方法
• 糖尿病罹患機関は主治医が記載
• 歯周病に関する質問事項6項目と同意を得られた者に歯
科医師によるレントゲン検査を含む歯周病検査を実施
◼ 結果
⚫ 歯周病に関する質問への回答(抜粋)
• 現在歯数(自己申告):19.8±9.4本
• 過去1年間の歯の喪失既往:
1型:喪失していない者84.1%、喪失した者15.9%
2型:喪失していない者83.1%、喪失した者16.9%
• 歯肉腫脹の既往:既往あり32.0%、既往なし68.0%
• 歯科の定期健診の頻度:
ほとんど受診していない者56.5%
年に1~2回 29.2%、年に3~5回 6.0%
年に5回以上 8.3%
⚫ 2型糖尿病コントロール状態と現在歯数の関係
(Table 4)
• HbA1c8.0%以上になると、現在歯数20歯未満になる
ORは1.02、9因子を調整したORは1.16となった。
• その他、糖尿病罹患期間等も有意な関連を示した。
出典:稲垣ら「糖尿病合併症の実態とその抑制に関する大規模観察研究ベースライン時の口腔所見 JDCPstudy6」糖尿病63(4):195-205, 2020
43
○ 糖尿病患者の約16~17%で過去1年間に歯の喪失があることや約32%で歯肉腫脹の既往があること、定期的な歯科受診
がない者が約57%、また、現在歯数20歯未満とHbA1c8.0%以上であることと有意な関連があること等が報告されている。
◼ 対象
• 全国の基本的に糖尿病を対象とする医療機関に通院中の
40歳以上75歳未満の1型、2型糖尿病患者6,099名
◼ 方法
• 糖尿病罹患機関は主治医が記載
• 歯周病に関する質問事項6項目と同意を得られた者に歯
科医師によるレントゲン検査を含む歯周病検査を実施
◼ 結果
⚫ 歯周病に関する質問への回答(抜粋)
• 現在歯数(自己申告):19.8±9.4本
• 過去1年間の歯の喪失既往:
1型:喪失していない者84.1%、喪失した者15.9%
2型:喪失していない者83.1%、喪失した者16.9%
• 歯肉腫脹の既往:既往あり32.0%、既往なし68.0%
• 歯科の定期健診の頻度:
ほとんど受診していない者56.5%
年に1~2回 29.2%、年に3~5回 6.0%
年に5回以上 8.3%
⚫ 2型糖尿病コントロール状態と現在歯数の関係
(Table 4)
• HbA1c8.0%以上になると、現在歯数20歯未満になる
ORは1.02、9因子を調整したORは1.16となった。
• その他、糖尿病罹患期間等も有意な関連を示した。
出典:稲垣ら「糖尿病合併症の実態とその抑制に関する大規模観察研究ベースライン時の口腔所見 JDCPstudy6」糖尿病63(4):195-205, 2020
43