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総ー2○歯科医療(その2)について (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》
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リハビリテーション患者における口腔とADL、栄養の関連及び口腔の管理の効果
○ 回復期リハビリテーション患者の口腔の問題は、ADL、認知レベル、栄養状態と関連し、歯科専門職の介
入による口腔管理は、口腔状態や咀嚼嚥下、栄養状態の改善を通じて、間接的にADLの改善等につなが
ると考えられる。
■ 歯科衛生士による介入の効果

■ 口腔の問題と、ADL、栄養状態との関連
口腔問題

なし

ADL
90
80

81

70

25

60
50
40

30

37

30
20
10

0
FIM運動

栄養状態
70

29


60

21

50

20

40

15

30

10

20

5

10

0

0
FIM認知

歯科衛生士の介入

※p<0.05

認知レベル
35



あり





55.6

59

口腔

咀嚼
嚥下

栄養

自宅退院

ADL↑

院内死亡



36.1

6.6

正常

34.3

8.3

at risk 低栄養

◆ 結果:口腔問題はADL,認知レベル、栄養状態と独立して関連
対象:回復期リハビリテーション病棟入院患者1,056名
方法:前向きコホート研究。評価指標は、口腔内の状態:改訂口腔アセスメント
ガイド(Revised Oral Assessment Guide)、身体機能、認知レベルADL:FIM
(functional independence measure)、栄養状態:MNA-SFを用いて評価。

院内死亡の60%が誤嚥性肺炎

◆ 結果:歯科衛生士の治療的介入の効果として、1)退院時の
ADL、2)入院期間、3)院内死亡を改善。
➢ 歯科衛生士による治療的介入により口腔や咀嚼嚥下、栄
養状態が改善し、間接的にこれらのアウトカムを改善し
ていると考えられる。
対象:回復期リハビリテーション病棟入院患者1,056人
方法:歯科衛生士により口腔の管理を行った群(415人)と、行っていない群(641
人)について、傾向スコアを用いたマッチングを行い2群間で比較。交絡因
子を調整して多変量解析を実施

出典:吉村芳弘、白石愛 「歯科衛生士の口腔管理は回復期リハビリテーションの患者アウトカムを改善する」日補綴会誌 Ann Jpn Prosthodont Soc 12 : 42-49, 2020
を元に保険局医療課で作成

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