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総ー2○歯科医療(その2)について (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》 |
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歯科治療に不適応行動を示す患者への対応方法
○ 障害児等の歯科治療に際して、泣くあるいは拒否するなどの不適応行動を示す患者に対しては行動変
容法(行動療法)が行われ、患者の知的能力や障害の程度などを踏まえて選択される。
行動変容法(行動療法)の例(概要)
Tell-Show-Do(TSD)法
応用行動分析法
• これから行うことについて、話して(Tell)、見せて(Show)、行う
(Do)という手順で体験させる。
• 初めて歯科治療を経験する小児や恐怖心の強い小児でより効
果的。
• 行動の段階を細かく分けて(スモールステップ)、望ましい行動
を強化し、望ましくない行動を消去する方法。
• おもに自閉スペクトラム症児の個別療育で行われている。オペ
ラント条件付けから派生した方法。
エクスポージャー(暴露療法)
• 不安や恐怖を引き起こす刺激(条件刺激)に暴露して慣れさせ,
克服した体験を積ませることで、望ましくない反応(条件反応)
を消去する方法。
• 系統的脱感作:不安や恐怖を引き起こす刺激を、弱いものから
強いものへと段階的に提示することで不安や恐怖を克服するこ
とを目指す。
• フラッティング:段階を踏まずに強い不安や恐怖を生じさせる刺
激にさらすことで、不安や恐怖を減弱させる方法。
シェイピング法
• 目標とする行動をいきなり獲得させるのではなく、スモールス
テップに分け、少しずつ強化する方法。
• 最終的な目標行動の獲得に至るまで、容易なことから順に行
わせ、その行動が生じたら強化を行う。
モデリング法
• 手本となる他者の行動を観察し、学習させることで行動の修正
を促す方法。
オペラント条件づけ
ボイスコントロール
• 自発的な行動を意味するオペラント行動を刺激によって変化
(強化あるいは弱化)させるもの。
• ほめ言葉などの快刺激を与えることによって好ましいオペラント
行動の出現頻度を増加させることを目的に行う。
• 話かける際に、声の大きさ、強弱、口調などを調節することで術
者に注意をひきつけ、指示に従うように働きかける方法。
• 不適切な行動がみられたら大きい声や強い口調で修正を促し、
適切に行動できた場合はやさしい口調で話す。
• 他の行動コントロール法と併用することも多い。
出典:小児歯科学(第5版)、医歯薬出版株式会社
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○ 障害児等の歯科治療に際して、泣くあるいは拒否するなどの不適応行動を示す患者に対しては行動変
容法(行動療法)が行われ、患者の知的能力や障害の程度などを踏まえて選択される。
行動変容法(行動療法)の例(概要)
Tell-Show-Do(TSD)法
応用行動分析法
• これから行うことについて、話して(Tell)、見せて(Show)、行う
(Do)という手順で体験させる。
• 初めて歯科治療を経験する小児や恐怖心の強い小児でより効
果的。
• 行動の段階を細かく分けて(スモールステップ)、望ましい行動
を強化し、望ましくない行動を消去する方法。
• おもに自閉スペクトラム症児の個別療育で行われている。オペ
ラント条件付けから派生した方法。
エクスポージャー(暴露療法)
• 不安や恐怖を引き起こす刺激(条件刺激)に暴露して慣れさせ,
克服した体験を積ませることで、望ましくない反応(条件反応)
を消去する方法。
• 系統的脱感作:不安や恐怖を引き起こす刺激を、弱いものから
強いものへと段階的に提示することで不安や恐怖を克服するこ
とを目指す。
• フラッティング:段階を踏まずに強い不安や恐怖を生じさせる刺
激にさらすことで、不安や恐怖を減弱させる方法。
シェイピング法
• 目標とする行動をいきなり獲得させるのではなく、スモールス
テップに分け、少しずつ強化する方法。
• 最終的な目標行動の獲得に至るまで、容易なことから順に行
わせ、その行動が生じたら強化を行う。
モデリング法
• 手本となる他者の行動を観察し、学習させることで行動の修正
を促す方法。
オペラント条件づけ
ボイスコントロール
• 自発的な行動を意味するオペラント行動を刺激によって変化
(強化あるいは弱化)させるもの。
• ほめ言葉などの快刺激を与えることによって好ましいオペラント
行動の出現頻度を増加させることを目的に行う。
• 話かける際に、声の大きさ、強弱、口調などを調節することで術
者に注意をひきつけ、指示に従うように働きかける方法。
• 不適切な行動がみられたら大きい声や強い口調で修正を促し、
適切に行動できた場合はやさしい口調で話す。
• 他の行動コントロール法と併用することも多い。
出典:小児歯科学(第5版)、医歯薬出版株式会社
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