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総ー2○歯科医療(その2)について (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》 |
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糖尿病患者に対する歯周病治療・管理
○ 糖尿病患者に対する歯周治療は、感染のリスクの高さを踏まえた治療や血糖コントロールをはじめとした
状態把握等が非常に重要であり、糖尿病担当医との連携が重要である。
糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン改訂第3版より抜粋
歯周病の発症頻度
◆ 糖尿病患者では歯周病の発症頻度が増加するか? → 糖尿病患者では歯周病の発症頻度は増加する。
• 1型・2型糖尿病患者は非糖尿病患者と比較して有意に歯周病の発症率が高いといえる。
歯周病の増悪
◆ 糖尿病患者では歯周病の増悪がみられるか? → 糖尿病患者では歯周病が悪化する。
• 血糖コントロール不良な糖尿病は歯周病の進行に関与する危険因子であり、歯周病を悪化させると判断される。
歯周基本治療とHbA1c
◆ 糖尿病を有する歯周病患者に対して歯周基本治療はHbA1cの改善に有効か?
→ 糖尿病を有する歯周病患者に対して、歯周基本治療はHbA1cの改善に有効であり、歯周基本治療の実施を強く推奨する。
(エビデンスの確実性:高 推奨の強さ:強い推奨)
• 歯周基本治療介入によってHbA1cは統計学的に有意に改善するという無作為比較試験の報告が多くある。
• 複数のメタアナリシスにおいて歯周治療による、血糖コントロールの改善効果が支持されている。
歯周病安定期治療(SPT)の間隔
◆ 糖尿病患者にSPTを行う際、慢性歯周炎の再発・進行を防ぐために治療間隔は短くするべきか?
→ 糖尿病はSPT期にあっても歯周病に対する疾患感受性が高いと考えられるため、糖尿病患者にSPTを行う治療間隔は年4回よりも短く
することが推奨される。 (エビデンスの確実性:中 推奨の強さ:強い推奨)
• 糖尿病患者は歯周炎に対するハイリスク集団と捉えられている。したがって動的歯周治療後のSPT期においても厳格な管理を要するも
のと考えられる。
• 糖尿病は歯周病のリスクファクターであり、糖尿病のコントロールがなされていないとSPT期間中において歯の喪失やプロービングデプ
スがなされていないとSPT期間中において歯の喪失やプロービングデプスが悪化することが示されている。
出典:糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン 改訂第3版 2023 (特定非営利活動法人日本歯周病学会)より引用、保険局医療課で作成
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○ 糖尿病患者に対する歯周治療は、感染のリスクの高さを踏まえた治療や血糖コントロールをはじめとした
状態把握等が非常に重要であり、糖尿病担当医との連携が重要である。
糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン改訂第3版より抜粋
歯周病の発症頻度
◆ 糖尿病患者では歯周病の発症頻度が増加するか? → 糖尿病患者では歯周病の発症頻度は増加する。
• 1型・2型糖尿病患者は非糖尿病患者と比較して有意に歯周病の発症率が高いといえる。
歯周病の増悪
◆ 糖尿病患者では歯周病の増悪がみられるか? → 糖尿病患者では歯周病が悪化する。
• 血糖コントロール不良な糖尿病は歯周病の進行に関与する危険因子であり、歯周病を悪化させると判断される。
歯周基本治療とHbA1c
◆ 糖尿病を有する歯周病患者に対して歯周基本治療はHbA1cの改善に有効か?
→ 糖尿病を有する歯周病患者に対して、歯周基本治療はHbA1cの改善に有効であり、歯周基本治療の実施を強く推奨する。
(エビデンスの確実性:高 推奨の強さ:強い推奨)
• 歯周基本治療介入によってHbA1cは統計学的に有意に改善するという無作為比較試験の報告が多くある。
• 複数のメタアナリシスにおいて歯周治療による、血糖コントロールの改善効果が支持されている。
歯周病安定期治療(SPT)の間隔
◆ 糖尿病患者にSPTを行う際、慢性歯周炎の再発・進行を防ぐために治療間隔は短くするべきか?
→ 糖尿病はSPT期にあっても歯周病に対する疾患感受性が高いと考えられるため、糖尿病患者にSPTを行う治療間隔は年4回よりも短く
することが推奨される。 (エビデンスの確実性:中 推奨の強さ:強い推奨)
• 糖尿病患者は歯周炎に対するハイリスク集団と捉えられている。したがって動的歯周治療後のSPT期においても厳格な管理を要するも
のと考えられる。
• 糖尿病は歯周病のリスクファクターであり、糖尿病のコントロールがなされていないとSPT期間中において歯の喪失やプロービングデプ
スがなされていないとSPT期間中において歯の喪失やプロービングデプスが悪化することが示されている。
出典:糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン 改訂第3版 2023 (特定非営利活動法人日本歯周病学会)より引用、保険局医療課で作成
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