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総ー2○歯科医療(その2)について (49 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》 |
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薬剤関連顎骨壊死の病態と管理
○ 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の管理に関して、本年、関係学会のポジションペーパーが改訂された。
MRONJの予防に関して、従来から「医科歯科連携」が重要であることは記載されていたが、2023年版では
「医歯薬連携」下での口腔管理の必要性が明記されている。
薬剤関連顎骨壊死(MRONJ):
ビスホスホネート(BP)またはデノスマブ(両者併せてantiresorptive agent;ARA)をはじ
めとした薬剤に関連する難治性の顎骨壊死
【診断基準】
1)BP またはデノスマブ製剤による治療歴がある。
2)8 週間以上持続して、口腔・顎・顔面領域に骨露出。または口腔内、あるいは口腔外から骨を触知できる
瘻孔を8 週間以上認める。
3)原則として、顎骨への放射線照射歴がない。顎骨病変が原発性がんや顎骨へのがん転移でない。
MRONJの原因薬剤
医歯薬連携の実際
○ 主たる原因はBP製剤とデノスマブ製剤
○ 加えて、近年、ロモスゾマブや血管新生阻
害薬(ベバシズマブ、スニチニブ)、免疫抑
制薬(メトトレキサート、エベロリムス)な
ども報告されている。
歯科治療を行う上での注意(概要)
○ 医師と歯科医師が適切に連携を図り歯科治
療を継続することが重要。
○ 投与開始前:必要な侵襲的歯科治療を終え
ていることはMRONJの発症予防に効果的。
○ 投与中:低容量ARAでは、休薬を前提とし
ない全ての治療の継続、高容量では、治療の
メリットと発症リスクを勘案し治療の適否を
検討すべき。
等
医歯薬連携
○ 医師と歯科医師がそれぞれの役割や治療の
重要性を十分理解する必要。
○ 薬剤師は、医師・歯科医師及び患者をつな
ぐ重要な役割。
出典:「薬剤関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023」を元に保険局医療課で作成
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○ 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の管理に関して、本年、関係学会のポジションペーパーが改訂された。
MRONJの予防に関して、従来から「医科歯科連携」が重要であることは記載されていたが、2023年版では
「医歯薬連携」下での口腔管理の必要性が明記されている。
薬剤関連顎骨壊死(MRONJ):
ビスホスホネート(BP)またはデノスマブ(両者併せてantiresorptive agent;ARA)をはじ
めとした薬剤に関連する難治性の顎骨壊死
【診断基準】
1)BP またはデノスマブ製剤による治療歴がある。
2)8 週間以上持続して、口腔・顎・顔面領域に骨露出。または口腔内、あるいは口腔外から骨を触知できる
瘻孔を8 週間以上認める。
3)原則として、顎骨への放射線照射歴がない。顎骨病変が原発性がんや顎骨へのがん転移でない。
MRONJの原因薬剤
医歯薬連携の実際
○ 主たる原因はBP製剤とデノスマブ製剤
○ 加えて、近年、ロモスゾマブや血管新生阻
害薬(ベバシズマブ、スニチニブ)、免疫抑
制薬(メトトレキサート、エベロリムス)な
ども報告されている。
歯科治療を行う上での注意(概要)
○ 医師と歯科医師が適切に連携を図り歯科治
療を継続することが重要。
○ 投与開始前:必要な侵襲的歯科治療を終え
ていることはMRONJの発症予防に効果的。
○ 投与中:低容量ARAでは、休薬を前提とし
ない全ての治療の継続、高容量では、治療の
メリットと発症リスクを勘案し治療の適否を
検討すべき。
等
医歯薬連携
○ 医師と歯科医師がそれぞれの役割や治療の
重要性を十分理解する必要。
○ 薬剤師は、医師・歯科医師及び患者をつな
ぐ重要な役割。
出典:「薬剤関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023」を元に保険局医療課で作成
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