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参考資料8 今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(答申)[1.3MB] (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36795.html
出典情報 厚生科学審議会 社会保障審議会(第139回 12/11)こども家庭審議会障害児支援部会(第4回 12/11)(合同開催)《厚生労働省》
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置づけを明確化し、拡充する。
地方公共団体の取組を妨げない措置により、医療費等の負担軽減を図る。
(2)地域子育て支援、家庭教育支援
地域の中で子育て家庭が支えられるよう、在宅で子育てをしている家庭を含めて全てのこ
どもと家庭を対象として、虐待予防の観点からも、地域のニーズに応じた様々な子育て支援
を推進する。子育て当事者の気持ちを受け止め、寄り添いながら、オンラインも活用した相
談やプッシュ型の情報提供を行う。こどもとの関わりの工夫や体罰等がこどもに与える悪影
響を親に伝えるなど、体罰によらない子育てに関する啓発を進める。
一時預かり、ファミリー・サポート・センター、ベビーシッターに関する取組を推進する。
保護者が家庭においてこどもの基本的な生活習慣や自立心等を育む教育を行うため、保護
者が学ぶことや、身近に相談相手がいない状況にある保護者を切れ目なく支援することがで
きるよう、訪問型を含めた家庭教育支援チームの普及を図るなど、保護者に寄り添う家庭教
育支援を推進する。
(3)共働き・共育ての推進、男性の家事・子育てへの主体的な参画促進・拡大
家庭内において育児負担が女性に集中している現状を変え、夫婦が相互に協力しながら子
育てし、それを職場が応援し、地域社会全体で支援する社会をつくるため、共働き・共育て
を推進する。
職場の文化・雰囲気を抜本的に変え、男性、女性ともに、希望どおり、気兼ねなく育児休
業制度を使えるよう、組織のトップや管理職の意識を変え、仕事と子育てを両立できる環境
づくりを進めていく。同時に、育児休業制度自体についても多様な働き方に対応した自由度
の高い制度へと強化する。
長時間労働の是正や働き方改革を進めるとともに、男性の家事・子育てへの参画を促進す
ることにより、女性に一方的に負担が偏る状況を解消し、女性と男性がともにキャリアアッ
プと子育てを両立できるよう環境整備を進める。
男性の育児休業が当たり前になる社会の実現に向けて、官民一体となって取り組むことと
し、制度面と給付面の両面からの対応を抜本的に強化する。男性の家事・子育てへの参画の
意識改革に加え、組織において就労環境や組織風土の根本的な見直しにより様々なケースに
対応した実効性の高い取組の充実を図り、それぞれの家庭の事情やニーズに応じて活用でき
るようにすることで、男性の家事・子育てに参画したいという希望を叶えるとともに、その
主体的な参画を社会全体で後押ししていく。
(4)ひとり親家庭への支援
我が国のひとり親家庭の相対的貧困率24がOECD加盟国の中でも非常に高い水準で推移
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