バイオ後発品の置き換え状況について

中 医 協
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○ バイオ後続品の置き換え状況について、入院医療において使用されている薬剤について、入院での置き
換えが進んでいない薬剤もある。
○ 置き換え率が低い成分の中にはバイオ後続品導入初期加算の対象になっていない成分も存在する。
バイオ後続品の名前

主な治療領域

ソマトロピン
フィルグラスチム

成長ホルモン分泌不全性
低身長症
がん化学療法による
好中球減少症

インフリキシマブ

関節リウマチ、
潰瘍性大腸炎、クローン病

インスリン グラルギン

糖尿病

トラスツズマブ

がん（乳がん、胃がん）

リツキシマブ

がん（リンパ腫）

算定回数合計

入院における
利用率

入院における
置き換え率

外来（院内）における 外来（院外）における
置き換え率
置き換え率

284,763

0.2%

0.0%

36.3%

15.7%

932,148

78.9%

93.8%

91.9%

78.8%

939,061

5.3%

31.0%

25.0%

-

5.4%
6.2%
50.4%
0.0%

83.9%
52.9%
78.8%
-

72.7%
58.2%
74.1%
38.6%

70.1%
43.9%

エタネルセプト

関節リウマチ

4,533,227
945,770
346,794
1,820,918

ベバシズマブ

がん（結腸・直腸がん、
肺がん、卵巣がん）

1,592,801

15.3%

18.2%

15.5%

-

テリパラチド

骨粗鬆症

アガルシダーゼ ベータ※

ファブリー病

インスリン リスプロ

糖尿病

ダルベポエチン

腎性貧血

アダリムマブ

関節リウマチ

エポエチンアルファ

腎性貧血

インスリン アスパルト

糖尿病

870,904
43,491
6,573,238
1,408,149
954,295
166,902
6,972,181

27.6%
3.1%
7.0%
17.1%
0.0%
84.0%
4.8%

9.5%
0.0%
50.2%
100.0%
65.2%
8.6%

26.9%
8.9%
21.1%
74.9%
0.0%
100.0%
3.8%

32.7%
18.3%
100.0%
5.4%
2.8%

ラニビズマブ※

加齢黄斑変性、黄斑浮
腫、脈絡膜新生血管、
糖尿病黄斑浮腫

161,937

2.4%

0.0%

3.0%

-

■入院における利用があり、かつ入院における置き換え率が80％未満の成分（主に透析に使用される薬剤を除く）
※バイオ後続品導入初期加算の対象にならず、置き換え率が30％未満の品目
出典：NDBオープンデータ（令和３年度）
※集計結果が400未満のものは０として集計している。

・アガルシダーゼベータ（加齢黄斑変性、黄斑浮腫、脈絡膜新生血管、糖尿病黄斑浮腫）
・ラニビズマブ（ファブリー病）

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