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【参考資料3】第1回救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ議事録 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37777.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ(第2回 2/7)《厚生労働省》
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ましては病棟内で救急救命処置を行うことはできないというような整理となっております。
手術室とかカテーテル室とかはすごく微妙なところにはなるのですけれども、入院前の患
者で重度の傷病者であれば行うことが一応できると。
○本多構成員

恐らく今、非常に難しい経緯があって、これは私ども救急医というか救急

で働く者としても実はジレンマがあって、救急外来部門は実は日本でも定義されていない
というか、例えば病棟であれば7対1看護とか、あるいは12対1とか、そういう看護師さ
んの定数とかいろいろあるのですけれども、実は救急外部門というのは、医師が何人いる
べきとか、看護師が何人必要とか、それは当然受ける救急患者さんの数とか状況によって
変わってくるはずなのですが、明確な定義がないのですよね。だから、今お話があったと
おり、救急外来というのを定義するとなると、実は日本で非常に難しい状況になって、こ
れはかなり施設間の差がある。
今、唯一言えることは、救急患者さんを診る場所、あるいは本人が救急と思っていると
いう人が受診をしたいから来る場所、長い過去の経緯からすると、時間外診療を診るとこ
ろと非常に幅があってくるところで、そういう中で、実際に救急救命士の業務を当てはめ
ていくときに実は非常に苦しい場所になってきている。我々もどうにかしたいと思って救
急部門の検討委員会のほうでは活動しているのですけれども、実は20年近く議論と検討を
行っているのですけれども、非常にまだ答えが出にくい状況。ただ、いずれこれはつくら
ないと、救急外来部門というのが形づくられないと、そこで働く救急救命士だけではなく、
放射線技師、臨床検査技師、いろいろな人も入ってくる。あるいはソーシャルワーカーと
か多職種が入っていくチーム医療の場が今、実はフィールドがない状況なので、我々自身
もちょうどいいこの機会、テーマを与えられたので、実際に我々としてもこれは急がなく
てはならない。
そういう中で、今、病院に入院するまでの間は臨床をやっている医者は一番苦労する場
所で、来てすぐ入院するかというと、大体平均して2時間ぐらい救急外来に滞在しますし、
手術とかになると長くなるけれども、救急外来にいる時間も今回のコロナとかになればも
っと長くなったりしている中で、入院するまでの間となると、実は救急外来だけではなく
て、処置室だったり、いろいろなことがあるので、今日ここでさっき言った法律のたてつ
け上、入院するまでの間というのは、これを変えたり、これをきちんと定義するのは難し
いのですけれども、今回我々がここで何ができるのかなといったときに、やはり現状をき
ちんと皆さんに伝えながら、その中で活動できる場を少し決めていったらいいのかなと思
います。
実際のところ、病院の中のことをお話ししますと、やはり入院前の間というのは非常に
いろいろなことが起こるのと、院内で勤務したら分かると思うのですけれども、やはり病
院内で心停止が起きてしまうこともあるし、そういったところにいろいろな職種がわあっ
と集まるときに救急救命士は働きますので、救急外来部門という言葉が今回つくれなかっ
たので、ただ、キーワードは救急外来部門というところにどうしても落とし込まないと救

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