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【参考資料3】第1回救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ議事録 (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37777.html |
出典情報 | 救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ(第2回 2/7)《厚生労働省》 |
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すごく整理をしていかなくてはいけないのですけれども、私たち救急救命士は社会に求
められるものにどういうふうに応えられるかというところをしっかりと目指していってい
ると思うのです。ただ、では何を求められているか。その整理として、やはり病院前と病
院内というところはかなりいろいろな差があります。これから救急救命処置の内容を検討
するわけですけれども、目的として、病院内のタスク・シフトのために何が求められてい
るのかということと、病院前で、救急車に乗っている救急救命士たちが患者さんを目の前
にしてやらなければいけないことをエビデンスに沿ってもう少し増やしていかなければい
けないのか、そこのところは全然見方が違うことだと感じています。ですので、しっかり
とそこを整理した上で、場所によってやはり何が求められているか、社会にどう応えられ
るかというところにつなげていくことが重要と考えます。
そうすると、見えてくるのは、ではどういうふうに教育をしていくか。それもやはり病
院前と病院内では変わってくると思います。救急救命士の養成施設は現在、民間の施設と
公的な施設に分かれています。民間の養成施設が大体45校ぐらいあります。それ以外では
15校ぐらいが消防職員のための養成施設です。消防職員を救急救命士に育てている背景は、
結局は救急車に乗るための知識を教えているところで、病院内で働くための内容というの
は入っていないわけです。ただ、これから民間の養成施設の場合は、そういった病院で働
く救急救命士を養成するわけですから、そういった内容の教育課程の見直しといったとこ
ろもやはり話をしていかなければいけないかなと思っています。ですので、本当に何度も
言いますけれども、その場所によって何が求められているかというところをしっかりと整
理をして、それに対する教育をどうするかというところをしっかりと考えていかないと、
混同してしまうと非常に分かりにくいと思いますので、ぜひその辺を皆さんと議論させて
いただければと思っています。
意見になります。
○児玉座長
分かりました。ありがとうございます。
病院内、病院前で分けて教育の在り方も考えないといけないということで、非常に重要
な御指摘かと思いますので、さらに今後も議論できればと思います。ありがとうございま
す。
ほかはいかがでしょうか。
お願いします。
○佐々木構成員
仙台市消防局の佐々木と申します。
植田構成員の意見と同じで、消防の立場から言わせていただくと、消防の救急救命士は
迅速な搬送の中で実施可能な行為を行うというスタンスで現場活動を行っています。消防
法の2条9項にも緊急性と記載がありますので、そういった部分において必要な処置を増
やしていくのだろうと思っていました。今後、議論の中で医療機関の中のタスク・シフト
で医療機関に勤務する救急救命士に何を求めるのかという議論が始まると思いますが、そ
れが病院前救護の現場の救急救命士に求められる処置と必ずしもリンクしないのだろうと
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められるものにどういうふうに応えられるかというところをしっかりと目指していってい
ると思うのです。ただ、では何を求められているか。その整理として、やはり病院前と病
院内というところはかなりいろいろな差があります。これから救急救命処置の内容を検討
するわけですけれども、目的として、病院内のタスク・シフトのために何が求められてい
るのかということと、病院前で、救急車に乗っている救急救命士たちが患者さんを目の前
にしてやらなければいけないことをエビデンスに沿ってもう少し増やしていかなければい
けないのか、そこのところは全然見方が違うことだと感じています。ですので、しっかり
とそこを整理した上で、場所によってやはり何が求められているか、社会にどう応えられ
るかというところにつなげていくことが重要と考えます。
そうすると、見えてくるのは、ではどういうふうに教育をしていくか。それもやはり病
院前と病院内では変わってくると思います。救急救命士の養成施設は現在、民間の施設と
公的な施設に分かれています。民間の養成施設が大体45校ぐらいあります。それ以外では
15校ぐらいが消防職員のための養成施設です。消防職員を救急救命士に育てている背景は、
結局は救急車に乗るための知識を教えているところで、病院内で働くための内容というの
は入っていないわけです。ただ、これから民間の養成施設の場合は、そういった病院で働
く救急救命士を養成するわけですから、そういった内容の教育課程の見直しといったとこ
ろもやはり話をしていかなければいけないかなと思っています。ですので、本当に何度も
言いますけれども、その場所によって何が求められているかというところをしっかりと整
理をして、それに対する教育をどうするかというところをしっかりと考えていかないと、
混同してしまうと非常に分かりにくいと思いますので、ぜひその辺を皆さんと議論させて
いただければと思っています。
意見になります。
○児玉座長
分かりました。ありがとうございます。
病院内、病院前で分けて教育の在り方も考えないといけないということで、非常に重要
な御指摘かと思いますので、さらに今後も議論できればと思います。ありがとうございま
す。
ほかはいかがでしょうか。
お願いします。
○佐々木構成員
仙台市消防局の佐々木と申します。
植田構成員の意見と同じで、消防の立場から言わせていただくと、消防の救急救命士は
迅速な搬送の中で実施可能な行為を行うというスタンスで現場活動を行っています。消防
法の2条9項にも緊急性と記載がありますので、そういった部分において必要な処置を増
やしていくのだろうと思っていました。今後、議論の中で医療機関の中のタスク・シフト
で医療機関に勤務する救急救命士に何を求めるのかという議論が始まると思いますが、そ
れが病院前救護の現場の救急救命士に求められる処置と必ずしもリンクしないのだろうと
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