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【参考資料3】第1回救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ議事録 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37777.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ(第2回 2/7)《厚生労働省》
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一連の判断の可否について、令和5年度中を目途に必要な検証を行い、その結果を踏まえ、
必要な体制等の整備の上、特例を実施すると記載されており、現在、下に書きましたスケ
ジュールのところにあるとおり、厚生労働科研において、救急救命士によるアナフィラキ
シーの病態等に関する判断の正確性を調査するための観察研究というものを実施しており
ます。これは、実際の搬送傷病者を対象に、救急救命士がアナフィラキシーが疑われるか
どうか、アナフィラキシーだとしたらアドレナリン筋肉内注射の適応があるかどうか、こ
の2点を判断、記録しておき、搬送先医療機関の医師の判断との合致率を調査するといっ
た観察研究となります。本ワーキンググループでこの観察研究の中間報告や最終結果など
を報告させていただき、その結果を踏まえて、実際に救急救命士が傷病者に薬剤を投与す
るといった実証研究に進むかどうかということを議論、検討いただきたいと考えておりま
す。
資料3の説明は以上となります。
児玉先生、お願いします。
○児玉座長

御説明ありがとうございました。

ただいま、事務局より資料の説明がありました。
それでは、議論に移らせていただきたいと思います。
まず、本日欠席の淺香構成員より御意見をいただいておりますので、事務局より御紹介
をお願いいたします。
○東専門官

それでは、日本救急看護学会の淺香先生から意見書を頂いておりますので、

代読させていただきます。
資料4を御覧ください。
まず、検討の前提として、救急救命士の役割を検討する上では、病院前の専門職として
行う役割と病院施設内で行う本来の専門外場面での役割の検討をしっかりと区分して進め
ることで、結果につながる検討になるものと思います。
救急救命士の活動の場の拡大に伴い、教育体制の整備の実情を考慮する必要があると思
いますが、その評価を確認できておりません。専門職として自職をどう自立して教育する
のかの体制の整備は、救急救命処置を検討する上での前提条件であると考えます。
病院施設内の検討をするに当たっては、病院前の専門職種として育成されてきた背景を
鑑み、施設内の多職種連携等の教育を進めることを前提とする必要性があると考えます。
医師との協働だけではなく、多職種チームの実践に求められる連携について必要な学習を
前提として討議したいと思います。
院内の業務実施に関して、期待されるのは特定行為以上に医師・看護師・臨床検査技師・
放射線技師等の専門家でなくてもできる業務の実施に期待があると感じております。前回
ワーキンググループでも、横田先生の報告の検討の際に、実際にはそういったところに着
目することの必要性を共有いたしました。救急の人的不足を補うために救急救命士の登用
を検討するのであれば、この部分の役割付与について検討することになると思います。

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