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内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-hyosyo.html |
出典情報 | 内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集(2/27)《厚生労働省》 |
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事例紹介
事例の見方
各事例の取組に関連する資料やHPを
巻末の参考資料に掲載しています。
特に取り入れやすい・参考になると考えられる
各事例の従業員数は
令和5年2月1日時点です。
内閣総理大臣表彰
砧ホーム
社会福祉法人友愛十字会
内容は文字の色を変えています。
砧ホーム
•
サービス種別:介 護 老人 福 祉施 設
•
所在地:東京都世 田 谷区
•
利用者数:59名
•
従業員数
事業所(常勤 27名、非常勤 5名)
法人全体(常勤 335名、非常勤 107名)
数値で見る成果
取組を継続するには?
•
過去6年間の常勤介護職員10名の離職率は0%(H29年4
月~R5年3月)
•
介護事故件数は60%削減(H30年度~H31年度)
最初に取り組んだことは?
取組①
テクノロジーの活用による安心・安全な職場づくり
取組の概要
施設長
• 東京都のモデル事業への応募などの行政の仕組みを上手く活用することと、小さ
な課題をできるだけ早く解決するといった職員のモチベーションを高く保つため
の仕掛けを両輪として、テクノロジーを効果的に使用している。
テクノロジーの活用による安心・安全な職場づく
りを進めていくにあたり、大切にしていること
取組のポイント
施設長
• 現場の課題を丁寧に洗い出して、課題に則したテクノロジーを導入することが大切であ
る。そうすることで、安心・安全な職場環境づくりが実現する。
なぜ、テクノロジーの活用による安心・
安全な職場づくりに取り組んだのか?
施設長
鈴木さん
人材不足の状況下で、日々の業務を効率化して、
安心・安全な職場作りを実現する必要があると考
えていました。そのための手段としてテクノロ
ジーが活用できそうだと考えていた矢先、東京都
のテクノロジー導入にかかるモデル事業の公募が
あったため、応募してみたのがきっかけです。
※鈴木さんの役職は取組当初のものです。
そのためには、現場とのコミュニケーションが欠かせませ
ん。私からの一方向だけではなく、職員からも意見を挙げ
やすくするために、顔を合わせることができる会議や意見
交換の場をあえて設定しています。
現場マネージャー
三浦さん
現場マネージャー
最初は今までのやり方を変えたくないという抵
抗や「面倒臭い」という反応が多く、退職する
職員も多くいました。しかし、テクノロジーを
使った際のデータを計測していたため、職員に
もテクノロジーの効果が伝わったようです。次
第に職員から「事故が減った」、「移乗が楽に
なった」という声が挙がるようになりました。
職員がモチベーシ ョ ンを 高 く維 持
するためには、経営層が積極的に
情報を開示し、どのよ うな こ とに
課題意識を持って い るの か 、現 場
に共有することが 大 切で す 。
仕事に対する姿勢の変化
現場マネージャー
また、テクノロジーを活用する職場
となったことで、変化を受け入れ柔
軟に対応できる組織風土が醸成され
たと考えています。
地域に普及するために
施設長
鈴木さん
年間を通して、施設見学を受け入れ
ています。また、自分たちで実施し
ている取組を発表する場を積極的に
取得しに行っています。
三浦さん
小さな問題を放置しないことです。いまは小さくても、今
後大きくなっていくと考えられるので、できる限り早く対
応するようにしています。小さな不満や問題が積み重なる
と、テクノロジーが「使えない」印象を生み出してしまい
ます。
また、経営層・マネジメント層・現場層から複数の層が参
加する会議体を複数設けることで、職階の離れた職員同士
の活発なコミュニケーションを図っています。
鈴木さん(左)、三浦さん(右)
12
取組内容とポイントを簡単にまとめています。
読む際は、最初にここをご覧ください。
特に経営者の方に参考になりそうな内容には
現場の方の参考となりそうな内容には
三浦さん
腰痛の軽減や業務の効率化により、
仕事の質が上がりました。結果とし
て、仕事にやりがいが出てきて職員
が定着するようになっています。
鈴木さん
施設長である私がテクノロジーの導入を決めたとしても、
実際に使うのは現場の職員です。そのため、私自身が現場
を知り、現場職員の課題をくみ上げ、現場の課題に則した
テクノロジーを選択する必要があります。
得られた成果や効果は?
鈴木さん
鈴木さん
最初に取り組んだことは、テクノロジーの活用を推進する
チームを組み、課題を抽出することでした。課題は、職員
の声やアンケートから収集しました。そうすると、腰痛に
よって離職者や休職者が出てしまっている現状が明らかに
なったため、さらにその原因を探りました。
また、介護事故の件数が多いという課題もあったため、見
守りセンサーの導入も検討いたしました。
• 移乗介助機器や見守りセンサー等のテクノロジーを効果的に活用することで、離
職率や介護事故の件数が大幅に改善された。
施設長
理由もわからず、 経 営層 か ら頭 ご
なしに「この介護 ロ ボッ ト を使 っ
てください」と指 示 する の では 、
職員が目的を理解できず、仕 事に 対
するモチベーショ ン が下 が って し
まいます。結果と し て、 継 続的 に
テクノロジーを活 用 する こ とは で
きなくなってしま い ます 。
13
少し発展的な内容も含む欄です。
のマークを、
のマークを付けています。
次のページから、介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣表彰・
厚生労働大臣表彰(優良賞)を授賞された6事業所の事例をご紹介します。
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特に取り入れやすい・参考になると考えられる
各事例の従業員数は
令和5年2月1日時点です。
内閣総理大臣表彰
砧ホーム
社会福祉法人友愛十字会
内容は文字の色を変えています。
砧ホーム
•
サービス種別:介 護 老人 福 祉施 設
•
所在地:東京都世 田 谷区
•
利用者数:59名
•
従業員数
事業所(常勤 27名、非常勤 5名)
法人全体(常勤 335名、非常勤 107名)
数値で見る成果
取組を継続するには?
•
過去6年間の常勤介護職員10名の離職率は0%(H29年4
月~R5年3月)
•
介護事故件数は60%削減(H30年度~H31年度)
最初に取り組んだことは?
取組①
テクノロジーの活用による安心・安全な職場づくり
取組の概要
施設長
• 東京都のモデル事業への応募などの行政の仕組みを上手く活用することと、小さ
な課題をできるだけ早く解決するといった職員のモチベーションを高く保つため
の仕掛けを両輪として、テクノロジーを効果的に使用している。
テクノロジーの活用による安心・安全な職場づく
りを進めていくにあたり、大切にしていること
取組のポイント
施設長
• 現場の課題を丁寧に洗い出して、課題に則したテクノロジーを導入することが大切であ
る。そうすることで、安心・安全な職場環境づくりが実現する。
なぜ、テクノロジーの活用による安心・
安全な職場づくりに取り組んだのか?
施設長
鈴木さん
人材不足の状況下で、日々の業務を効率化して、
安心・安全な職場作りを実現する必要があると考
えていました。そのための手段としてテクノロ
ジーが活用できそうだと考えていた矢先、東京都
のテクノロジー導入にかかるモデル事業の公募が
あったため、応募してみたのがきっかけです。
※鈴木さんの役職は取組当初のものです。
そのためには、現場とのコミュニケーションが欠かせませ
ん。私からの一方向だけではなく、職員からも意見を挙げ
やすくするために、顔を合わせることができる会議や意見
交換の場をあえて設定しています。
現場マネージャー
三浦さん
現場マネージャー
最初は今までのやり方を変えたくないという抵
抗や「面倒臭い」という反応が多く、退職する
職員も多くいました。しかし、テクノロジーを
使った際のデータを計測していたため、職員に
もテクノロジーの効果が伝わったようです。次
第に職員から「事故が減った」、「移乗が楽に
なった」という声が挙がるようになりました。
職員がモチベーシ ョ ンを 高 く維 持
するためには、経営層が積極的に
情報を開示し、どのよ うな こ とに
課題意識を持って い るの か 、現 場
に共有することが 大 切で す 。
仕事に対する姿勢の変化
現場マネージャー
また、テクノロジーを活用する職場
となったことで、変化を受け入れ柔
軟に対応できる組織風土が醸成され
たと考えています。
地域に普及するために
施設長
鈴木さん
年間を通して、施設見学を受け入れ
ています。また、自分たちで実施し
ている取組を発表する場を積極的に
取得しに行っています。
三浦さん
小さな問題を放置しないことです。いまは小さくても、今
後大きくなっていくと考えられるので、できる限り早く対
応するようにしています。小さな不満や問題が積み重なる
と、テクノロジーが「使えない」印象を生み出してしまい
ます。
また、経営層・マネジメント層・現場層から複数の層が参
加する会議体を複数設けることで、職階の離れた職員同士
の活発なコミュニケーションを図っています。
鈴木さん(左)、三浦さん(右)
12
取組内容とポイントを簡単にまとめています。
読む際は、最初にここをご覧ください。
特に経営者の方に参考になりそうな内容には
現場の方の参考となりそうな内容には
三浦さん
腰痛の軽減や業務の効率化により、
仕事の質が上がりました。結果とし
て、仕事にやりがいが出てきて職員
が定着するようになっています。
鈴木さん
施設長である私がテクノロジーの導入を決めたとしても、
実際に使うのは現場の職員です。そのため、私自身が現場
を知り、現場職員の課題をくみ上げ、現場の課題に則した
テクノロジーを選択する必要があります。
得られた成果や効果は?
鈴木さん
鈴木さん
最初に取り組んだことは、テクノロジーの活用を推進する
チームを組み、課題を抽出することでした。課題は、職員
の声やアンケートから収集しました。そうすると、腰痛に
よって離職者や休職者が出てしまっている現状が明らかに
なったため、さらにその原因を探りました。
また、介護事故の件数が多いという課題もあったため、見
守りセンサーの導入も検討いたしました。
• 移乗介助機器や見守りセンサー等のテクノロジーを効果的に活用することで、離
職率や介護事故の件数が大幅に改善された。
施設長
理由もわからず、 経 営層 か ら頭 ご
なしに「この介護 ロ ボッ ト を使 っ
てください」と指 示 する の では 、
職員が目的を理解できず、仕 事に 対
するモチベーショ ン が下 が って し
まいます。結果と し て、 継 続的 に
テクノロジーを活 用 する こ とは で
きなくなってしま い ます 。
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少し発展的な内容も含む欄です。
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厚生労働大臣表彰(優良賞)を授賞された6事業所の事例をご紹介します。
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