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内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-hyosyo.html
出典情報 内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集(2/27)《厚生労働省》
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最初に 取 り 組 ん だ ことは?
常務理事

現場マネージャー

古柴さん

改善活動を始めたころは、あまり情報が多くなかったので、
手探りで腰痛予防に関する資料を集めたり、インターネッ
トで介護ロボットについて調べたりしました。
その後、腰痛予防・ADL向上に向けた委員会を立ち上げて、
組織的にテクノロジーを活用する(広く言えば、業務改善
を行う)ための仕組みを作っていきました。

現場マネージャー

業務の 改 善 活 動 を 進めていくにあたり、
大切に し て い る こ と

一部の職員だけで 取 組を 進 める の
ではなく、委員会 等 を設 置 して 、
組織的に取り組む仕組みづくりを す
ることがカギにな り ます 。
そうすることで、 職 員が 気 づき や
課題を挙げやすい 雰 囲気 を 醸成 す
ることができます 。
結果として、より 良 い職 場 を作 っ
ていくことができ る ので す 。

仕事に対する姿勢の変化
現場職員

現場の困りごとや課題があっても、文句を言うのではなく、
どう解決していこうか、と前向きに考えることを大切にし
ています。同時に、とりあえずやってみる、という姿勢も
大切にしています。やってみないと、その取組が自施設に
とって良いのか悪いのか判断できないからです。

竹部さん

正直、最初は新しい機器を使うことに
抵抗がありました。しかし、とりあえ
ずやってみようという流れに巻き込ま
れて使っていくうちに、機器を使うの
は我々職員のためだけではなく、利用
者さんの安心・安全のためでもあると
考えが変わってきました。

地域に普及するために
常務理事

古柴さん

現場マネージャー

江尻さん

江尻さん

リフトを導入した当初は、職員からは「(介助に)ワ
ンクッション挟むのが手間」などと反発もあったため、
浸透させるまでに時間がかかりました。そういう際は、
「一旦試しにやってみて」と伝えていましたが、無理
に使用させることはしませんでした。
また、今まで抵抗があったけれど使ってみようかな、
と思ってくれた方には、細かく細かくサポートするよ
うにしました。

常務理事

取組を継続するには?

古柴さん

当施設では、富山県においてテクノロ
ジーの普及・推進に協力する施設とし
て、他施設・事業所からの見学を積極
的に受け入れています。お互いの実体
験を伝えることで、抱える課題や悩み
を共有し、一緒に解決策を考えること
ができています。

江尻さん

テクノロジーを導入する際は、手あたり次第に機器を
選ぶのではなく、目指す姿や現場の課題を明確にして
から導入することを大切にしています。
導入してすぐに業務が楽になるわけではないので、目
指したい姿や解決したい課題が明確でないと、テクノ
ロジーは使われなくなり、埃を被って倉庫に眠ってし
まいます。

授賞式には、理事長の岩井さん(左)と
江尻さん(右)が出席しました。

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