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内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集 (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-hyosyo.html |
出典情報 | 内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集(2/27)《厚生労働省》 |
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取組を継続するには?
数値で見る成果
理事
•
全職員を対象に基本給の一律10,000円アップを実現
(=平均ベースアップ率5.38%)
•
職員の休日取得日数は120日を確保
※全国平均は109.2日(R4年度就労条件総合調査より)
•
有給休暇の取得日数は職員一人当たり2.6日増加
( H29年度 6.1日→R4年度 8.7日)
•
離職率は4.1%改善(H29年度
20.6%→R4年度
16.5%)
最初に 取 り 組 ん だ ことは?
理事
森さん
処遇改善や勤務体制の工夫を始めたきっかけと同じですが、
まずは職員から意見を吸い上げることから始めました。
経営層の独断で改善を進めても、現場の困りごとと合致し
た内容になっているとは限らないためです。
具体的には、平成29年より業務改善委員会を発足して、職
員に対して定期的な調査を行い、課題を吸い上げています。
処遇改 善 や 勤 務 体 制の工夫を進めていくに
あたり 、 大 切 に し ていること
施設長
久保田さん
処遇改善や勤務体制を工夫するためには、そもそもの日々
の業務効率を向上させることが必須です。そのためには、
ICTの活用は欠かせません。
ICTを活用する際は、否定的な意見もありました。例えば、
「現場負担が増えるのではないか?」という声がありまし
た。当たり前の反応と思います。
そのため、導入する際は、そのメリットを提示したうえで
不安を1つずつ解消することを、大切にしています。導入
効果がイメージできると受け入れやすいのではないでしょ
うか。
森さん
最初から処遇改善や勤務体制等といった
大きな課題に取り組むのではなく、まず
は身近なところから始めることが大切で
す。例えば、整理整頓や記録・帳票の整
理などです。
当施設でも、いろいろな改善が積み重
なった結果、基本給アップや週休3日制
の導入に繋げることができました。大き
なことを成し遂げることだけが、改善で
はないのです。
仕事に対する姿勢の変化
介護長 石井さん、部門管理者
桑原さん、相談員 星さん
事務局長や施設長が職員の話をフランク
に聞いてくれたので、ICTの活用や新し
い勤務体制での業務に対しても、肩の力
を抜いてやってみよう、という気持ちに
なりました。
また、業務改善によって大きな成果を出
さないといけない、と考えすぎていたこ
とで、取組に壁を感じていました。しか
し、小さな成功体験を積み重ねながら実
施することで、モチベーションを保ちな
がら業務を進めることができる、と気が
付きました。
地域に普及するために
理事
森さん
まずは法人内の一つの施設で成功体験、
すなわち型を作って、それを他の施設に
普及しています。そうすることで、先に
取り組んだ施設のスタッフが、他の施設
にノウハウを共有することができます。
また、法人内で業務改善新聞を発行して、
取組の内容や成果を周知しています。こ
のように定期的に周知する仕組みづくり
をすることで、取組が一過性のものにな
りません。
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数値で見る成果
理事
•
全職員を対象に基本給の一律10,000円アップを実現
(=平均ベースアップ率5.38%)
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職員の休日取得日数は120日を確保
※全国平均は109.2日(R4年度就労条件総合調査より)
•
有給休暇の取得日数は職員一人当たり2.6日増加
( H29年度 6.1日→R4年度 8.7日)
•
離職率は4.1%改善(H29年度
20.6%→R4年度
16.5%)
最初に 取 り 組 ん だ ことは?
理事
森さん
処遇改善や勤務体制の工夫を始めたきっかけと同じですが、
まずは職員から意見を吸い上げることから始めました。
経営層の独断で改善を進めても、現場の困りごとと合致し
た内容になっているとは限らないためです。
具体的には、平成29年より業務改善委員会を発足して、職
員に対して定期的な調査を行い、課題を吸い上げています。
処遇改 善 や 勤 務 体 制の工夫を進めていくに
あたり 、 大 切 に し ていること
施設長
久保田さん
処遇改善や勤務体制を工夫するためには、そもそもの日々
の業務効率を向上させることが必須です。そのためには、
ICTの活用は欠かせません。
ICTを活用する際は、否定的な意見もありました。例えば、
「現場負担が増えるのではないか?」という声がありまし
た。当たり前の反応と思います。
そのため、導入する際は、そのメリットを提示したうえで
不安を1つずつ解消することを、大切にしています。導入
効果がイメージできると受け入れやすいのではないでしょ
うか。
森さん
最初から処遇改善や勤務体制等といった
大きな課題に取り組むのではなく、まず
は身近なところから始めることが大切で
す。例えば、整理整頓や記録・帳票の整
理などです。
当施設でも、いろいろな改善が積み重
なった結果、基本給アップや週休3日制
の導入に繋げることができました。大き
なことを成し遂げることだけが、改善で
はないのです。
仕事に対する姿勢の変化
介護長 石井さん、部門管理者
桑原さん、相談員 星さん
事務局長や施設長が職員の話をフランク
に聞いてくれたので、ICTの活用や新し
い勤務体制での業務に対しても、肩の力
を抜いてやってみよう、という気持ちに
なりました。
また、業務改善によって大きな成果を出
さないといけない、と考えすぎていたこ
とで、取組に壁を感じていました。しか
し、小さな成功体験を積み重ねながら実
施することで、モチベーションを保ちな
がら業務を進めることができる、と気が
付きました。
地域に普及するために
理事
森さん
まずは法人内の一つの施設で成功体験、
すなわち型を作って、それを他の施設に
普及しています。そうすることで、先に
取り組んだ施設のスタッフが、他の施設
にノウハウを共有することができます。
また、法人内で業務改善新聞を発行して、
取組の内容や成果を周知しています。こ
のように定期的に周知する仕組みづくり
をすることで、取組が一過性のものにな
りません。
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