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内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-hyosyo.html
出典情報 内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集(2/27)《厚生労働省》
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地域密着総合ケアセンター
きたおおじ
取組②

厚生労働大臣表彰

優良賞

法人間連携による人材育成・確保に向けた取組

取組の概要
• 全国5法人からなる社会福祉連携推進法人 (※) を設立した。10年前に協働での
人材育成等を目的に複数の法人によるグループ活動を始め、グループ本部として
「きたおおじ」を整備した経緯がある。
• 人材確保の観点からは、法人の協働を活かして広報ツールの開発やインターン
シッププログラムの充実などの取組を実施した。結果として、面接や見学者が増
加し採用に繋がるという効果があった。
• 人材育成の観点からは、グループ統一研修とスーパーバイザーの巡回 といった取
組により、単一事業所・法人では得にくいような視点やノウハウを共有すること
ができている。
※社会福祉連携推進法人とは、社会福祉法人等が社員となり、福祉サービス事業者間の連携・協働を図るための取組等を行う新たな法人制度(厚生労働省HP)

取組のポイント
• 他法人、事業所と連携することで人材確保や育成に関するノウハウが得られる。

なぜ 、 法 人 間 連 携 に よる人材育成・確保 に取り組んだのか?
理事長

山田さん

当初、複数の社会福祉法人によるグループ活動を行った大きな目的は、地域包括ケアの実現に向けて特養の24
時間365日支援機能を、小規模多機能型居宅介護事業や地域サロンを活用して日常生活圏域で展開することでし
た。しかし、法人グループを運営していく中で、介護人材の確保が困難であることが社会問題になり始めたた
め、法人グループの目的に「人材の確保・育成」を盛り込むこととしました。

得ら れ た 成 果 や 効 果 は?
理事長

山田さん

<人材確保の観点>
各法人に人材確保責任者を選任、若手職員によるリ
クルーターチームを作ることで人材確保に対する組
織の意識が変わるという成果がありました。その後、
共同で人材確保専任職員を確保し、外部への発信機
能を強化しました。

施設長

杉原さん

<人材育成の観点>
グループの他法人の職員と交流することで、新し
いノウハウを得ることができています。連携推進
法人グループに限らず、他の事業所と交流を持つ
ことは、一事業所では得にくい視点や価値観を知
ることに繋がります。

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