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内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-hyosyo.html
出典情報 内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集(2/27)《厚生労働省》
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数値で見る成果
第三者評価




利用者代理人アンケートにおいて、

「ホームの総合的な満足度はいかがですか。ただし、
経済的負担の問題は除きます」について
▶「大変満足、満足、どちらかといえば満足」の割
合は、94.2%(H30年度)

「このまま続けて現在の事業所のサービスを利用し
たいと思いますか」について
▶「はい」の割合は、100%(R3年度)

最初に 取 り 組 ん だ ことは?
施設長

古川さん

当初、施設は暗く温もりを感じられませんでした。さらに
課題も山積みでした。まずはその原因を整理しました。
具体的には、スタッフの一日の動きを観察すると、小さな
「いらいら」することが重なり、ストレスが溜まっている
様子が頻繁に見受けられました。そのため、ご利用者に気
を配ることができていなことが明らかになりました。
そこで、全て解決することを宣言したうえで、「いらい
ら」していることを介護スタッフ全員に匿名で書いてもら
いました。すると、挙がった「いらいら」は、ほとんどは
施設の仕組みや、道具を使うことで解消できることが分か
りました。それでも解決できないものは、その理由を全員
に説明しました。

研修による人材育成を進めていくにあたり、
大切に し て い る こ と
現場マネージャー

光永さん

研修で学んだ内容をいかに自分の業務に落とし込めるか、
を大切にしています。
具体的には、研修で学んだことを自分の「研修ノート」に
書く仕組みを設けています。このノートを上司にチェック
してもらい、上司と対話することで、一人で振り返るより
も多くの気づきを得ることができます。結果として、理解
がより深まるのです。

現場スタッフ

竹越さん

研修の内容をより効果的に身に着けるために、研修に向け
た準備や振り返り、アクションプランの策定を、丁寧に実
施するように心がけています。

ちょっとしたいら い ら= 「プチいら」
具体例と解決策 ( 一 部 )


浴槽の二枚扉が重たくて開けにくい
▶ アルミの三枚扉に変更した



事実確認をするとスタッフによって回答が
違う
▶ 記録ソフトの台数を増やし、確実に入力
してもらった
※「プチいら」は、マネージャー研修で分析し
て解決策を考えてもらいました。
まずは職員が困っていることや、「いらいら」
してしまうことを解消しないと、新しいノウハ
ウを学ぶ余裕や、お互いを高め合う意識を持つ
ことはできません。

取組を継続するには?
現場マネージャー

光永さん

研修の内容を継続して実践に活かせる
ように、また、スタッフの課題をダイ
レクトに解決できるように、研修内容
はスタッフから挙がる気づきを基に決
めています。

仕事に対する姿勢の変化
現場スタッフ

竹越さん

研修で学んだ内容を実践すれば、評価
に結びつくという仕組みにより、より
多くのことを学びたいと思うようにな
りました。
正直、最初は研修の準備や振り返りが
面倒だと思っていましたが、繰り返し
取り組むうちに実践に活かせている実
感を得ることができました。効果があ
ると分かると、自分から率先してやっ
てみたいと思うようになります。

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