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内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-hyosyo.html
出典情報 内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰(優良賞)受賞事業者 取組事例集(2/27)《厚生労働省》
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得られ た 成 果 や 効 果 は ?
現場マネージャー

山﨑さん・垣内さ ん

介護アテンド職が利用者と関わっている時間が増
えることで、介護職員が安心して専門的な業務に
従事できるという声が多く挙がりました。
介護アテンド職は介護職と異なる視点を持つため、
気づきを得ることが増えたという意見もあります。

数値で見る成果
介護アテンド職がいることで、介護職員の業務の
負担軽減に繋がっていると思いますか?について
▶ 肯定的な回答をした職員の割合は、70%以上



※令和2年度 京都府介護職チームケア実践力向上推モデル事業
介護職員向けアンケート調査結果より抜粋

最初に 取 り 組 ん だ ことは?
施設長

杉原さん

取組を継続するには?

「介護アテンド職」の名称を考えるところから始めました。
介護専門職と上下関係がないというニュアンスを含めたオ
リジナルの名前を付けたいという思いがありました。
現場マネージャー

山﨑さん・垣内さ ん

介護アテンド職と介護職の業務を分担することから始めま
した。最初はざっくりと、直接介護は介護職が実施する、
という程度の切り分けしかしませんでした。なぜなら、利
用者ごとに実施して良い・悪いことが異なるためです。利
用者ごとに丁寧な個別調整を行っています。

施設長

杉原さん

試行錯誤を歓迎することが大切です。
一度失敗してしまったことも、あきら
めずに何回かトライすることで現場の
課題を解決する力がつき、現場が進化
します。

仕事に対する姿勢の変化
現場マネージャー
山﨑さん・垣内さん

介護ア テ ン ド 職 の 導入を進めていくにあたり、
大切に し て い る こ と
理事長

山田さん

施設長

杉原さん

法人の方針を全職員間で共通認識とするため、繰り返し伝
えることを大切にしています。
例えば当法人では、地域住民に介護の必要が生じても遠方
の施設に入所するのではなく、住み慣れた地域で住み替え
て、なじみのある人と暮らせる環境を提供する、すなわち
地域で一人の利用者を支えていくことを法人の方針として
います。そのため、介護アテンド職は地域住民の方を中心
に構成されています。
現場マネージャー

山﨑さん・垣内さ ん

最初は介護職員から「介護アテンド職に何を任せてよい
の?」と、戸惑いの声があったのも事実です。ただし、利
用者ごとに個別性の高いケアを提供する必要があるため、
職員と対話を重ねてケースごとに最適な対応を模索するこ
とを大切にしています。

現場職員や介護アテンド職から挙がる課
題や意見に対して、一つ一つ丁寧に対応
しました。そうすることで皆から介護職
と介護アテンド職と協働する際の工夫や
提案なども挙がるようになり、前向きな
姿勢で仕事に取り組む職員が増えました。

地域に普及するために
現場マネージャー
山﨑さん・垣内さん

地域の事業所が集まる連携会議で、介
護アテンド職の取組について報告しま
した。法人内の他事業所とは、会議の
場で介護アテンド職に関する業務内容
の工夫や課題を共有し、解決策やより
良い施策を一緒に考えています。

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