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【資料1-4】 新型インフルエンザ対策に関する小委員会・危機対応医薬品等に関する小委員会合同会議での委員意見[830KB] (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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(別紙 11)

1) 情報収集・分析:P.4-6 あたりの記載では、収集や分析のこと
が書かれているが、情報共有のことが書かれていない。COVID-19
の際も厚労省専門家委員会等の中で情報が閉じる傾向があった。
広く専門家の間で、また国民にどのように情報発信するかが重要
である。
2) サーベイランス:下水サーベイランスが研究班レベルで行わ
れているが、ブロック別等、熱心な自治体をまとめて方式を統一
して国全体のサーベイランスを考えるべきではないか?また、
「か
ぜ症候群」に入るようなウイルス性疾患の調査と情報発信が重要
だと思う。研究班や感染研の事業をもう少しうまくまとめて情報
発信できるのではないか?
3) 情報提供:①広報担当官は必要だと思う。②助言者としての専
門家については現時点では賛成しない。リーダーと役割が明確に
なっている米国と日本では、文化や歴史的な背景が全く異なる。
日本の決定権者が総理大臣である以上、並んで記者会見すること
で国民が総理への信頼を失いかねない。COVID-19 の対応の時の記
者会見はたいへん違和感があった。
4) 水際対策:COVID-19 においては、チャーター便、クルーズ船、
外国人旅行者等への初期対応は比較的無難に終わったのではない
か?一方、2020 年 2~3 月頃のヨーロッパへの邦人旅行者が、結
局国内各地での流行源になった。ヨーロッパでの流行が立ち上が
ったばかりであったが。
、帰国者への出発地の流行情報が充分伝わ
っていたのか確認できているか?流行が発生したばかりの国や地
域からの帰国者への情報提供のあり方についての言及が必要では
ないか(⑤まん延防止でも可)

5) 医療に関するガイドライン:日本の医療全体として、医師の心
得や医療施設の心得などが、書いてあってもいいように思います。
6) 治療薬:抗インフルエンザウイルス薬の主力が、未だノイラミ
ニダーゼ阻害薬である。2008 年頃タミフル耐性ウイルスが流行し
たことや、備蓄薬の一つであるファビピラビルに催奇性の懸念が
あることから、新しい治療薬の開発が望まれる。SARS-CoV-2 につ
いても同様である。
7) 検査・診断薬:COVID-19 の経験で、民間検査機関等にも緊急検
査の必要性は普及している。JIHS の職員も普段は研究者であり、
PCR プライマーの設計やイムノクロマト法の作製に特に秀でてい
るわけではないだろう。複数の期間で競争して作成し、独立した
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