よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


新たな「高齢社会対策大綱」(案) (24 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/public_comment/r06_0905.html
出典情報 新たな「高齢社会対策大綱」案(9/5)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

括的な支援体制を構築するため、相談支援、参加支援、地域づくりに向け
た支援を一体的に行う重層的支援体制整備事業の実施等を支援する。
加齢に伴う心身の変化の中でも、地域とのつながりを持ち、それぞれの
希望や状況に応じた活躍を実現するためには、医療現場等から患者等を地
域の社会資源やコミュニティ資源へつなぐ取組も重要となる。このため、
フレイルや認知症等を含む高齢者医療(老年医学)と、患者の身体面、心
理面、家族や生活環境全体に配慮しながら医療を提供する全人的医療を行
うプライマリ・ケア等の地域医療について、医療関係者が学ぶ機会の充実
に取り組むとともに、
「医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度
改訂版)」(令和4年 11 月7日モデル・コア・カリキュラム改訂に関する
連絡調整委員会決定)を踏まえ、引き続き、医学部における教育での学び
の充実を図る。また、患者等を地域資源(博物館、美術館、自然公園等の
文化資本を含む。)につなぐ取組について、医療・福祉関係者の理解の促進
や連携強化を図る。患者等にとって、こうした取組が自身のウェルビーイ
ングの向上に資するものであるということについて周知啓発を図る。
高齢者を含めた地域住民を支援するソーシャルワーカー等の専門職に
対して、様々なニーズに応じて利用可能な制度・施策等についての周知を
行う。
住民の身近な相談相手である民生委員について、居住要件の緩和に関す
る検討を行うとともに、既存の町会・自治会等の推薦に加えて自己推薦を
導入するなど、市区町村における地域の実情に応じた多様な選定方法を推
進することにより、幅広い世代からの担い手の確保を図る。
地域における高齢者の支え手のやりがいを確保する観点や介護職員の
働く環境改善を推進する観点から、介護や認知症の人への支援の分野で活
躍する NPO 等や職員の働きやすい職場環境づくりに尽力した事業者等の功
績を評価し、周知する取組を図る。
19