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新たな「高齢社会対策大綱」(案) (25 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/public_comment/r06_0905.html
出典情報 新たな「高齢社会対策大綱」案(9/5)《内閣府》
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加齢による難聴等への対応
難聴は生活や社会参加の範囲を狭め、フレイルや認知症等のリスクを高める

要因となり得るなど、高齢期の生活に及ぼす影響が大きいため、難聴が高齢期
の就労や社会参加の障壁とならないよう、地域や職場での正しい知識の普及に
より、社会全体で難聴への理解を深めていく。
加齢に伴う難聴等感覚器機能の低下の早期スクリーニングや定期的ケアの
重要性について、普及啓発を図る。
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」という。)の医療機
器開発推進研究事業等により、補聴器等の聴覚機能に関する技術の研究開発を
推進するなど高齢者向け医療機器の実用化を目指す臨床研究等を支援する。
補聴器については、その購入に際して消費者トラブルが報告されていること
を踏まえ、質の高い補聴器販売者の養成等を図る取組を推進する。
感覚器機能の状態は様々であり、高齢者にも伝わりやすい情報発信の工夫が
必要であることから、公共の場における難聴の人が聞こえやすい技術を活用し
た聴覚補助機器の使用やスマートフォン等も活用した視覚的な情報伝達等、複
数のチャンネルにより高齢者の感覚を拡張・代替していくためのテクノロジー
の活用を進め、身体機能・認知機能の状態に関わらず生活しやすい環境整備を
図る。

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