参考資料4 都道府県の推薦について (54 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_51404.html |
出典情報 | がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第25回 2/13)《厚生労働省》 |
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会津中央病院の指定更新推薦
当県における同一医療圏に複数の医療機関を指定する理由は上記2のとおりであり、平成30年度までは2つの医療圏であった「会
津・南会津医療圏」については、面積が約5,420㎢と広大であり、愛知県に匹敵する面積を有している。特に旧南会津医療圏は一定のがん
患者数が存在するものの当該医療圏に病院が1か所(県立南会津病院・85床)しかなく、医療提供体制全般において隣接する旧会津医
療圏に大きく依存しており、会津・南会津医療圏のがん診療連携拠点病院において、旧南会津医療圏を補完する必要がある。
こうした当県の特性に対応するがん診療連携体制の構築が必要であることから、会津中央病院を地域がん診療連携拠点病院に推薦した
い。
【旧南会津医療圏の補完例】
旧南会津医療圏には産婦人科医がいないため、会津中央病院では県立南会津病院に産婦人科医師を派遣し、女性患者のケアを行うとと
もに、特にがんの患者について、南会津病院と連携を図りながら継続したサポートが行える体制を整備している。南会津病院でがんが見
つかり専門的な治療が必要な患者については、会津中央病院で入院及び治療を行い、治療が落ち着いた後は南会津病院で経過観察し、必
要時には再度会津中央病院を受診させるなど、旧南会津医療圏のがん医療に寄与している。
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まとめ
広大な面積を有する当県においては、それぞれの病院の特徴や地理的条件、さらには東日本大震災・原子力災害で県内の各医療圏に避
難を余儀なくされた患者の状況を踏まえると、がん診療提供体制を整備する上で1医療圏内に複数の拠点病院が必要な地域もあり、拠点
病院相互に連携を強化することで当県のがん診療提供体制の一層の強化が期待される。
したがって、1病院を指定更新推薦とし、6病院を現況報告することにしたい。
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