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【参考資料1】第3期全国医療費適正化計画の実績に関する評価(実績評価) (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_56697.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第193回 4/3)《厚生労働省》
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医薬品の適正な使用推進
第3期全国医療費適正化計画においては、重複投薬の是正等、医薬品の適正
使用を推進することが重要であることから、医薬品の適正使用に関する普及啓
発や保険者等による医療機関及び薬局と連携した訪問指導の取組の横展開等を
行うこととした。
また、複数疾患を有する患者は、複数種類の医薬品の投与を受けている可能
性が高いが、それが副作用の発生や医薬品の飲み残し等につながっているとの
指摘があることから、複数種類の医薬品の投与の適否については一概に判断で
きないことに留意しつつ、適切な投薬に関する普及啓発や保険者等による医療
機関及び薬局と連携した服薬状況の確認及び併用禁忌の防止の取組の実施等、
複数種類の医薬品の投与の適正化に関する取組の横展開等を行うこととした。
これらを目標設定として定め、定量的な数字目標は設定しなかった。



医療の効率的な提供の推進に関する施策の取組状況
1 後発医薬品の使用促進に向けた取組
(1)後発医薬品の使用促進に向けた取組
第3期全国医療費適正化計画においては、後発医薬品の使用促進に向けた
国の取組として、以下のような取組を記載した。
①後発医薬品と先発医薬品の自己負担の差額を加入者に対し通知する取組
②加入者が医療機関等に対し後発医薬品を希望することを示すカードを配布
する取組
③医療機関に対する啓発資料の送付や情報提供を進めるとともに、安定供給
体制の確保について医薬品製造販売業者への指導等を行う。
④保険者別の後発医薬品の使用割合を公表する。
(2)後発医薬品の使用促進の取組に対する評価・分析
(1)で列挙した国の取組の実施状況については、表 22 のとおり。

表 22

第 3 期全国医療費適正化計画における記載及び対応する取組(後発医薬品の使用促進)

項目
①後発医薬品と先発医
薬品の自己負担の差
額を加入者に対し通
知する取組
②加入者が医療機関等
に対し後発医薬品を
希望することを示す
カードを配布する取

③医療機関に対する啓
発資料の送付や情報
提供を進めるととも
に、安定供給体制の
確保について医薬品
製造販売業者への指

国が行った取組
各保険者における後発医薬品利用差額通知の作成を国と
しても推進しており、市町村の取組については、国保の特
別調整交付金において支援している。
各保険者における後発医薬品希望カードの作成を国とし
ても推進しており、市町村の取組については、国保の特別
調整交付金において支援している。

厚生労働省が作成した「ジェネリック医薬品 Q&A」やリー
フレット等を厚生労働省ホームページに掲載し自由に利用
できるようにするなど情報提供を実施した。
供給不安等の問題がある医療用医薬品について厚生労働
省に報告を行った上で、原因究明、改善方策、再発防止策
等を講ずるよう指導を実施した。
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