資料3 有料老人ホームの現状と課題・論点について (85 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_56981.html |
出典情報 | 有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会(第1回 4/14)《厚生労働省》 |
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(2)有料老人ホームの指導監督のあり方
◆ 未届けの有料老人ホームに対する指導体制等が必要。
◆ 一部の事業者の不適切な状況について早期に発見をして早期に立ち入り調査を行えるような体制が必要。
◆ 住まい・医療介護と所管が都道府県・市町村でばらばらであり、介護サービスや医療が提供できているか、過剰ではないか、足りな
いことはないかしっかりとデータからも把握しながら適切な立ち入り調査ができれば、高齢者の虐待の防止などにもつながるのでは
ないか。
(3)有料老人ホームにおけるいわゆる「囲い込み」対策のあり方
◆ 介護保険ルールを逸脱していない囲い込みの定義は難しく、過剰でも過小でも駄目であるなか、あるべき姿を模索していく必
要。長年のかかりつけ医やケアマネジャーが近隣にいるのであれば、継続してお願いするべき。また、規制等だけでなく、
サービスの質の観点から、自立支援に資するかどうか、どのようなサービスが適切なのか、議論が必要。
◆ 入所者によるケアマネジャーの選択や介護サービス事業所の選択が阻害されるような、公正な運営に課題があるように見受け
られるため、特定の事業所に指定されるような状況について、保険者で把握可能となることや、介護保険サービスの利用状況
が住まい単位で把握できるようにするなど、透明性を高める必要があるのではないか。
◆ 自宅で介護サービスを利用している独居高齢者とのケアプランとの比較や、一般型特定施設入居者生活介護を利用している場
合のケアプランと比較した上で、過剰かどうか、適切かどうかを判断ができる仕組みの構築が必要ではないか。また、過度な
抑制により適切な介護サービスの提供に支障が出ないように慎重な検討が必要。
◆ いわゆる「囲い込み」の問題について、不適切な事例は一部の事業者のみで、多くの事業者は適切に運営していると思われる。
この問題は、利用者の状態像を踏まえて、自立支援の観点から適切なサービスが適切に行われているかどうか、量が本当に適
切なのかどうかを点検することが必要ではないか。
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