６．重症度分類
国際基準を基盤とし、SLEDAI スコア４点以上を医療費助成の対象とする。
○ 情報提供元
「自己免疫疾患に関する調査研究班」
研究代表者 筑波東京医科歯科大学医学医療系内科（膠原病・リウマチ・アレルギー） 大学院医歯学総合
研究科 生涯免疫難病学講座 教授 住田孝之森雅亮

＜診断基準＞
① 顔面紅斑
② 円板状皮疹
③ 光線過敏症
④ 口腔内潰瘍 （無痛性で口腔あるいは鼻咽腔に出現）
⑤ 関節炎（２関節以上で非破壊性）
⑥ 漿膜炎 （胸膜炎あるいは心膜炎）
⑦ 腎病変 （0.5g／日以上の持続的蛋白尿か細胞性円柱の出現）
神経学的病変 （痙攣発作あるいは Definite を対象とする。
エントリー基準： 抗核抗体 80 倍以上（HEp-2 細胞を用いるか、同等の検査）
臨床所見
① 全身症状：38.3℃をこえる発熱（2）
② 皮膚粘膜：非瘢痕性脱毛(2)、口腔内潰瘍(2)、亜急性皮膚ループスや円板状ループス(4)、急性皮膚ループ
ス（蝶形紅斑や斑状丘疹状丘疹）(6)
③ 筋骨格：関節症状（２個以上の滑膜炎もしくは関節圧痛と 30 分以上の朝のこわばり）(6)
①④精神神経：せん妄(2)、精神障害）(3)、痙攣(5)
⑤ 血液学的異常（溶血性貧血、4,000／漿膜：胸水または心嚢液(5)、急性心外膜炎(6)
②⑥血液所見：4000/mm3 以下未満の白血球減少、1,500／(3）、10 万/mm3 以下のリンパ球減少又は 10 万／
mm3 以下未満の血小板減少）(4)、自己免疫性溶血(4)
⑦ 免疫学的異常（抗２本鎖 DNA 腎臓：0.5g/日以上の尿蛋白(4)、腎生検でクラス II または V のループス腎
炎(8)、クラス III または IV のループス腎炎(10)
免疫所見
特異抗体陽性、: 抗 dsDNA 抗体または抗 Sm 抗体陽性又(6)
補体：C3 または C4 の低下(3)或いは C3 及び C4 の低下(4)
抗リン脂質抗体陽性（：抗カルジオリピン抗体、抗β2GPI 抗体またはループスアンチコアグラント、梅毒反応偽陽
性）陽性を認める(2)

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