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○個別事項(その7)について-2 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00125.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第502回  12/3)《厚生労働省》
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報告書の確認不足に対する組織的医療安全対策の効果(例)
○ 画像診断において、医療安全部門が主体となって院内全体で取り組むことにより、レポートの未開封
率は半減した。
○ また、カルテを監査することで、確実なレポートの確認不足に対する対策が図られている。
【群馬大学医学部附属病院での事例】

院内での周知

・診療科毎に未開封レポートのリスト作成
・リスクマネージャー会議での報告 等

管理システムの
導入

・重要所見のあるレポートに目印(フラグ)
・医師へポップアップ通知 等

重要所見のある
レポートのカル
テ監査

・レポート作成から2週間後にカルテを監査
→診療情報管理士による一次スクリーニング
→対応が十分と確認できない場合、
医療安全部門所属医師による二次スクリーニング
・必要がある場合、医師へ電話連絡

【レポート未開封率の推移】
導入前:8.9%
導入1年後:3.4~4.5%

【管理システム及び監査の実績】
調査期間(10か月)において、
・全レポート数:64280件
→うち、フラグあり1.38%
→うち、一次スクリーニング該当
10.22%
→うち、二次スクリーニング該当
2.47%
・医師へ電話連絡の実施:22件

出典:令和2年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)医療安全に資する病院情報システムの機能を普及させるための施策に関する研究
分担研究報告書「画像診断レポート既読管理システム導入と重要レポートのカルテ監査実施事例」

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