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○個別事項(その7)について-2 (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00125.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第502回  12/3)《厚生労働省》
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在宅血液透析の利点・欠点
○ HHDは、時間的制約が少なくQOLに優れ、また長時間頻回透析が可能なことから、腎不全合併症の管理が施設血液透析より
も優れ、生命予後は拡大適応献腎ドナーによる腎移植と同等とされる。また、在宅で実施可能であり、院内感染リスクもない。
○ 一方で、介助者や自己穿刺を行う必要性や、病院体制・スタッフ人員の負担が大きいなどの欠点もある。

<移植とHHDの予後の比較>

LD:生体腎移植 SCD:標準的献腎ドナー
ECD:拡大適応献腎ドナー(60歳以上あるいは50-59歳で高血圧、Cr>1.5mg/dL、
脳血管障害のいずれか2つのリスクを有するドナー)

Ethier I, et al. Nephrol Dial Transplant 2021;10:1937.

<HHDの利点・欠点>

利点

欠点

〇 時間的制約が少なく、社会復帰に適している
〇 長時間頻回透析が可能、電解質や水分の管
理が容易であり、生命予後が優れる
〇 透析合併症が少ない
〇 患者のQOL向上
〇 院内感染のリスクがない

〇 介助者が必要
〇 自己穿刺が大前提
〇 準備や型付けに時間
を要する
〇 緊急時の病院体制の
整備や患者教育等人的
負担が大きい

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