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○個別事項(その7)について-2 (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00125.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第502回  12/3)《厚生労働省》
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慢性維持透析についての課題
(慢性維持透析について)
○ 慢性維持透析患者は年々増加傾向にあり、高齢化が進んでいる。
○ 有床診療所療養病床入院基本料の算定件数に占める有床診療所療養病床入院基本料を算定する患者であって人工腎臓等を算定している
患者の割合は増加している。
○ 人工腎臓に係る評価については、院外処方が可能なHIF-PH阻害剤が使用可能となったことを踏まえ、評価を区別することとしたところであ
るが、HIF-PH阻害剤を院外処方している患者以外の患者(HIF-PH阻害剤(院内処方されたもの)又はその他の薬剤を使用される患者)に係
る所定点数の算定が、どの類型においてもほとんどが「別に規定する患者」 であった。
○ 腎移植は透析と比較して生命予後を改善するが、腎移植の件数や献腎登録者数の数は限定的であり、移植を含めた腎代替療法に関する
情報提供をより推進する必要があり、腎代替療法の選択を推進し、透析移植患者のADL,QOL向上を目指すことを目的に腎代替療法専門指
導士の養成のしくみが開始された。
(在宅血液透析等について)
○ 在宅血液透析(HHD: Home hemodialysis)の割合は、諸外国と比較しても非常に少ないが、QOLに優れ、生命予後は施設血液透析よりも優
れる。一方で、患者訓練等を行う必要性から、半年以上の時間をかけて開始前に準備を行うことが一般的であり、医療スタッフの負担は非常
に大きい。
○ 腹膜透析患者は、増加傾向にあるものの、透析患者全体の2.9%である。腹膜透析患者に対する遠隔モニタリングを実施することで医療資
源の減少や治療改善効果が得られることが報告されている。

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