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参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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1)入院患者への対応方針を考える
・病院の人員体制や緊急性などに応じて、主治医を中心とした日常のチーム医療の中で
処方見直しを行う24か、ポリファーマシーに関するカンファレンスで処方見直しを行
うかが分かれる。

2)入院前
ア)対象患者をスクリーニングする
・予定入院患者については、地域連携室や入退院支援部門を通じて事前に情報を把握し、
ポリファーマシー対策の対象患者のスクリーニングを入院前に行っておくことが望
ましい25。
⇒対象患者のスクリーニング方法については、p.19「第2章2.
(1)5)ア)処方見
直し対象患者をスクリーニングする」を参照

イ)入院前の医療機関等へ情報提供を求める
・入院時に把握すべき患者情報について、必要に応じて入院前の医療機関・薬局に対し
情報提供を求める。
⇒把握すべき患者情報については、p.17「第2章2.(1)3)ア)イ)」を参照

3)入院時
ア)薬剤に関する情報(持参薬や服用薬の確認、薬剤管理の状況)を把握す

・記載フォーマットをあらかじめ作成し、把握事項を記載する。その際、薬物有害事象
や PIMs が疑われる場合には、持参薬の院内の採用状況を確認の上、薬剤師による代
替薬の案を記載することが望ましい。

24

一般に、高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編・各論編)に記載のある典型的な症例などのポリファーマシ
ー対策は主治医・担当薬剤師を中心としたチーム医療での対応が期待されるが、複雑な症例についてはポリフ
ァーマシーチームへのコンサルトやカンファレンスでの検討が必要になることが多い。

25

こうした業務を効率的に実施するためには、入退院部門へ薬剤師を配置する方法も推奨される。

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