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参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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・ポリファーマシー患者に対する処方提案
【ポリファーマシー対策チーム運営会議】
年 1 回 毎年 5 月 3 週火曜日
年度で対応した患者数と処方変化及びチーム運営に関する内容を協議する。
【各メンバーの役割】
老年内科
① 総合診療科としての処方に対する包括的なアプローチ
Multimorbid な患者における処方の優先順位の決定、年齢に応じた 処方量の変更、エンド
オブライフを見据えた治療方針
② 高齢者総合機能評価(認知機能やフレイルなど)
認知機能やフレイル、サルコペニアの存在による処方の変更
③ 他科との連携に関して
院内他科、院外施設との連携、啓発
④ 退院先(在宅・施設)との連携に関して
退院支援との連携
循環器内科
① 循環器疾患診断の妥当性に関する評価・・・不適切処方薬の中止
② 循環器系薬剤内服による治療意義の判定・・ 治療薬の変更や中止
③ 循環器系薬剤内服による治療効果判定・・・無効薬の中止や変更
④ 循環器系薬剤内服による有害事象対応・・・中止や代替薬への変更
リハビリテーション科
① 理学療法:歩行や座位などの身体機能に関する評価、訓練、運動時のバイタルサインの
状況把握
② 作業療法:ADL(日常生活動作)の評価、認知機能の障害の程度の把握
③ 言語聴覚療法:嚥下機能の評価と評価に基づく剤形の選択、経口からの服薬に関する摂
食嚥下の状況把握
④ 日常生活に必要な動作や認知機能、摂食嚥下における服薬の影響の有無、食事、服薬方
法等を含め入院中、退院後の生活スタイルの状況に対する情報提供及び介入
看護師
① 服薬管理の際に問題となる患者の ADL や認知機能に関する情報収集
② 本人や管理者となりうる家族や介護者を含めた生活環境、社会的背景などの情報収集

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