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参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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表9

薬剤に関して把握すべき情報の例

・持参薬、持参していない処方薬(薬剤名、用法・用量、処方期間、処方医療機
関)
、一般用医薬品やサプリメントの把握
・各薬剤の服用歴(中止薬の有無を含む)
・副作用歴、アレルギー歴
・服薬アドヒアランス
・かかりつけの薬剤師・薬局の有無
・服用管理能力の把握(自己管理、家族管理、自己管理+家族管理など)
・お薬手帳の活用状況

イ)薬剤以外の情報(患者情報、患者背景、病歴等の情報)を把握する
・記載フォーマットをあらかじめ作成し、把握事項を記載する。

表10 薬剤以外に把握すべき患者情報の例 (→各論編 p.54 別表3も参照)
・年齢、身長、体重、既往歴、検査値、BMI
・家族構成、生活状況、ADL 等の日常生活機能
・かかりつけ医・医療機関
・介護の状況(要介護度、使用サービス、担当ケアマネジャー)
・服用薬に対する患者・家族の意見・嗜好(減薬希望など)26

4)入院中(病棟での処方見直しの検討)
・明らかに処方を見直す必要があり緊急性を要する場合や、入院前の医療機関から処方
見直しを申し送られている場合などは、主治医の判断により処方見直しを行い、その
結果をカンファレンス等で共有する。

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減薬希望があっても医師に相談できず、自己判断で調整している患者がいることも考慮し、患者の話を傾聴
し、信頼関係の構築に努めることが重要である。

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