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参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》 |
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第1章 ポリファーマシー対策の始め方
1.ポリファーマシー対策を始める前に
一律の剤数/種類数のみに着目するのではなく、安全性の確保等からみた処方内容の適正
化が求められることを理解し、ポリファーマシー対策に取組む必要がある。
・薬剤によっては、急な中止により離脱症状が発現したり、罹患疾患を悪化させる場合
もある。薬物療法の適正化のためのフローチャート(→総論編 p.9 図 4-2)や薬剤ご
との「高齢者で汎用される薬剤の基本的な留意点」
(→総論編 p.19 以降別表 1・各論
編 p.33 以降別表 1 を参照)を十分考慮する。
・処方・剤形の工夫(→総論編 p.16 表3を参照)
・非薬物的対応(→各論編 p.5 を参照)
・
服薬アドヒアランスの改善(→各論編 p.8 を参照)などが可能かどうか、逆に過少医
療が疑われる場合は処方追加も含め、検討する。
(1) 院内の現状を把握する
ポリファーマシー対策を始める前に、対象患者数の把握や職員の意識調査を行うと、介入対
象を絞り込みやすくなり、対策導入後のアウトカム評価も行いやすくなる。
・現場の職員がポリファーマシーや多剤服用に関して実際に困っていることを把握する
ことが、対策に取組むモチベーションの向上やアウトカム評価につながることもある。
⇒導入前に把握する事項については、p.14「第2章1.
(7)ポリファーマシー対策の
成果をモニタリングする」を参照
表1
ポリファーマシーに関して現場で困っていることの例
・入院時の持参薬に実際には服用していない薬剤が含まれている
・服用薬剤数が多く、看護師による服用方法の説明・管理が難しい
・ポリファーマシーに関連してせん妄や転倒が発生する
-1-
1.ポリファーマシー対策を始める前に
一律の剤数/種類数のみに着目するのではなく、安全性の確保等からみた処方内容の適正
化が求められることを理解し、ポリファーマシー対策に取組む必要がある。
・薬剤によっては、急な中止により離脱症状が発現したり、罹患疾患を悪化させる場合
もある。薬物療法の適正化のためのフローチャート(→総論編 p.9 図 4-2)や薬剤ご
との「高齢者で汎用される薬剤の基本的な留意点」
(→総論編 p.19 以降別表 1・各論
編 p.33 以降別表 1 を参照)を十分考慮する。
・処方・剤形の工夫(→総論編 p.16 表3を参照)
・非薬物的対応(→各論編 p.5 を参照)
・
服薬アドヒアランスの改善(→各論編 p.8 を参照)などが可能かどうか、逆に過少医
療が疑われる場合は処方追加も含め、検討する。
(1) 院内の現状を把握する
ポリファーマシー対策を始める前に、対象患者数の把握や職員の意識調査を行うと、介入対
象を絞り込みやすくなり、対策導入後のアウトカム評価も行いやすくなる。
・現場の職員がポリファーマシーや多剤服用に関して実際に困っていることを把握する
ことが、対策に取組むモチベーションの向上やアウトカム評価につながることもある。
⇒導入前に把握する事項については、p.14「第2章1.
(7)ポリファーマシー対策の
成果をモニタリングする」を参照
表1
ポリファーマシーに関して現場で困っていることの例
・入院時の持参薬に実際には服用していない薬剤が含まれている
・服用薬剤数が多く、看護師による服用方法の説明・管理が難しい
・ポリファーマシーに関連してせん妄や転倒が発生する
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