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参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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ポリファーマシー対策チーム運営要領
【目的】
ポリファーマシー対策チームは院内の薬物療法適正化、特にポリファーマシーに関して情
報収集・監視・教育・指導および介入の役割を担う。
【構成】
ポリファーマシー対策チームは、老年内科(代謝内科を含む)
、循環器内科、リハビリテー
ション科、薬剤部、看護部、栄養管理部から指名されたメンバーで構成される。
【運営】
チーム運営に関する事務局は薬剤部が担当する。チームリーダーは、●●とする。
院内のポリファーマシー患者に対するカンファランスを行い、薬物有害事象やアドヒアラ
ンスの不良などポリファーマシー関連する問題に対して状況を把握し、主治医に対し助言
を行う。主に薬剤部で院内のポリファーマシー患者に対する監視を行い、適宜カンファラ
ンスを行うものとする。また、必要に応じてコンサルテーション等に応じることとする。
また、年間の処方の動向などを把握するとともに院内での有害事象の発生状況の動向を把
握することとする。
【ポリファーマシーについて】
院内で対応するポリファーマシー患者は、6 剤以上など一律の薬剤数で対応する患者を規定
するのではなく、厚生労働省 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)に準じ、
「薬物有
害事象、服薬アドヒアランス不良、不要な処方、あるいは必要な薬が処方されない、過量・
重複投与など薬剤のあらゆる不適正問題を含む概念」として捉え、多剤併用患者の中でも
薬が害をなしている患者に対応することとする。
問題のあるポリファーマシー例
・薬物有害事象の発現・処方カスケード
・10 剤以上服用(Super-polypharmacy)
・一次予防・対症療法の漫然処方
・処方意図が不明な薬の存在
・必要な薬が処方されていない
・服薬アドヒアランスの低下
・患者が処方を欲する場合など
【カンファランス】
第 4 週の火曜日を除く、毎週火曜日 8:45~ 症例カンファランス

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