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参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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(4) 医療機能による違いを考慮する
・医療機能の違いにより患者の病状の安定度や、在院日数の長短、職員数などに違いが
あるためポリファーマシー対策の実施において考慮すべきである。

(医療機能の違いによるポリファーマシー対策の違い)
・急性期病院では、入院の原因となった疾患の治療(治療薬)が優先されるが、薬物有
害事象を契機に入院する場合もあり、職員体制(診療科の種類、職員数)が充実して
いることを活かし、入院の原因となった疾患以外に対する薬剤について処方見直しを
行う。
・在院日数が短く処方見直しの経過観察が十分行えない場合は、処方見直しの提案を転
院先の医療機関に提供し、転院先の医療機関において処方見直しを実施し、処方見直
し後の経過観察を行う方法もある。
・回復期・慢性期病院では、職員体制などの背景から委員会やカンファレンスの体制構
築が困難であることが多いが、薬剤師が中心となって処方見直しの提案を医師に行う
ことにより、処方見直し後の経過観察を看護師と連携しながら対応できる場合がある。
・急性期病院と回復期・慢性期病院それぞれのポリファーマシー対策における成果を、
地域における取組に継続させるため、地域の医療機関、薬局、介護施設等に対して情
報提供を行うことが重要である。

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