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参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
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(3) 対象患者は対応可能な範囲で決める
病棟・診療科、対応時間、対象患者の優先順位をつけることで活動を導入・維持しやすくな
り、目的も明確になる。

・対象患者の抽出方法として、担当看護師や病棟薬剤師など、患者の状況を日々把握し
ている立場から提案してもらう方法もある。
⇒対象患者のスクリーニング方法については、p.19「第2章2.
(1)5)ア)処方見
直し対象患者をスクリーニングする」を参照

表2

対象患者の抽出条件の例

・薬剤起因性老年症候群(→総論編 p.10 表1を参照)が疑われる場合
・ 特 に 慎 重 な 投 与 を 要 す る 薬 物 ( PIMs ( Potentially Inappropriate
Medications)
)が処方に含まれる場合
・入院時転倒スクリーニングの結果、リスクが認められる場合

(4) 既にある仕組みやツールを活用する
既に病院で活動している医療チームや既存ツール(表 4)にポリファーマシーの視点を導入
することで取組みやすくなる場合もある。

・病棟横断的な専門医療チーム(→表3を参照)のほか、入院前支援チーム、退院支援
チームなどの活動に、各医療チームに関連したポリファーマシー対策の視点を加える
2

と、チーム活動とポリファーマシー対策の成果が有機的に結びつき、ポリファーマシ

ー対策を効率的かつ効果的に行うことができる。また、既存のカンファレンスでの検
討事項にポリファーマシーの視点を加える方法もある。

2

例えば NST の場合、ポリファーマシーによって食欲低下や嚥下障害が起きている場合、ポリファーマシーの解
消によりこれらの問題点が解消されることで栄養状態の改善につながる。

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