よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29434.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第16回 11/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ウ)患者・家族へ説明する
・処方見直しを行う場合、患者・家族に対し処方見直し結果に関する説明を行い、同意
を得る34。この際、ポリファーマシーに関する啓発パンフレットなどを使用して患者
や家族のポリファーマシーに対する理解を深められるとよい。処方変更に同意が得ら
れない場合は、他の変更ないし継続を検討する。

エ)院内で情報共有する
・処方見直しを行った場合には、関係する多職種が情報共有できるよう、電子カルテに
処方見直しの内容や理由について記載する35。

オ)入院中にモニタリングする
・処方見直しを行った患者について、各職種が必要なモニタリング36を行い、ポリファ
ーマシーチームや主治医に情報共有する。
(→各論編 p.54 別表3を参照)

7)退院時、退院後
ア)患者・家族へ説明する
・退院時に、実施した処方見直しについて必要な説明や服薬指導内容を文書化するなど
して丁寧に行う。
・患者のお薬手帳を活用し、処方見直しを行った薬剤とその理由など(→p.8 表6を参
照)
、その他必要事項を記入する。

34

患者・家族向けに処方見直し結果を文書で交付することもよい。

35

カンファレンスでの検討事項、処方見直しの内容・理由、モニタリング事項、患者への説明内容など、記載す
べき事項についてフォーマットを作成し活用するとよい。

36

患者の状態変化を継続して観察・記録できるよう、フォーマットを作成し情報共有すると、必要なモニタリン
グをもれなく効率的に行うことができる。

- 22 -