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【資料1】医師の働き方改革にかかる国の動向について(221206修正) (41 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/c-zaisei/hospital/hospital.html
出典情報 医師の働き方改革に関する説明会(12/8)《総務省》
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その他の勤務環境改善

好事例(ICTの利活用)

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勤務環境改善に向けた好事例集

いきいき働く医療機関サポートWeb (いきサポ)にて「勤務環境改善に向けた好事例集」を紹介しています。

事例

1

勤怠管理システムの導入による労働時間管理と給与制度の改変

562床
高度急性期

社会福祉法人 恩賜財団 済生会横浜市東部病院
(神奈川県横浜市)

医師・看護師・他

<新方式の導入2018-2019>

• 高機能のタイムレコーダーを導入し、残業申請がWeb上で可能に
• 所定労働時間終了後、ただちに時間外勤務の対象となる制度に変更
• タイムレコーダーの打刻時間を計算の根拠とした

<新々方式の問題点>


院内滞在時間の客観的な把握は可能になったものの新々方式に対して以
下のような問題点が存在

• 個人・診療科単位でのタイムカード打刻率を公表

• 時間外が0時間も45時間も同支給額であり、不公平との声が増加

結果的に医師のタイムカード打刻率が上昇

• 月80時間、100時間を超えても時間外手当が増加

<医師の働き方改革に関する指針への対応2019>

上記の問題をカバーしつつ、人件費全体の大幅な高騰等を避ける給与計算
方式が必要に

病院の現状を考慮し、下記のような対応を模索
• 高度急性期病院であるが、A水準を目指す

<新々々方式の導入2021年->

• 宿日直許可は求めず、日当直勤務をすべて労働時間とする

• 時間外単価を適正値に抑えた上で、1時間から支給される時間勤務手当の導入

• 人件費全体の大幅な高騰、医師個人への支給額の変化を最小限にする給与計算
法を模索

• 基礎賃金に含まれない手当の名目を「残業ゼロ奨励手当」に変更、残業0時間で
満額支給とした

<新々方式の導入2019-2020>
• 「みなし残業」を月45時間で設定、45時間を超えた分を時間外手当として支給
• 上記内容を事前に職員に明示
• 申請しやすい勤怠管理システムを導入することで、時間外・自己研鑽の入力が容易に

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