医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査(大学病院調査)
令和４年３月-４月に行った「医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査」では、大学病院の本院及び防衛医科大学校病
院のうち、副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間は、82病院中20病院(24％)において把握できているとの結果だった。
令和６年４月の施行を踏まえると、特に大きな影響が想定される大学病院等においては、令和４年夏には時間外・休日労働時
間の把握を終え、医師労働時間短縮計画の策定を本格化させることが必要であることから、他の病院とは別に改めて調査を行っ
たところ。その概要は以下のとおりである。

調査対象
• 大学病院の本院及び防衛医科大学校病院(82病院)
各病院について、診療科ごとに調査を行った。調査対象の診
療科は2,803科。

調査時期
・令和４年５月25日～７月８日

調査方法
• 各診療科において調査票を記載して回答

調査事項
• 診療科の所属医師数
• 自院での時間外・休日労働時間数の把握の有無
• 副業・兼業先での時間外・休日労働時間数の把握の有無
• 副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間数が年通算1,860時
間相当超の医師数

令和４年８月17日 第89回
社会保障審議会医療部会資料３より

結果の概要
• 回答率
病

院：100％(82/82病院)

診療科：100%(2,803/2,803診療科)
• 大学病院の本院等の所属医師数(臨床研修医除く)
43,718人
• 時間外・休日労働時間数の把握状況(診療科単位)
自院の勤務実績

100%(2,803/2,803診療科)

副業・兼業先の勤務予定

100%(2,803/2,803診療科)

副業・兼業先の勤務実績

90%(2,522/2,803診療科)

※勤務実績は、副業・兼業先で実際に勤務した時間。副
業・兼業先で発生した超過勤務等の時間について把握でき
ていない診療科が一部あった。
• 副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間数が年通算
1,860時間相当超の医師数
1,034人(2.4%)

90