よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 NIPT等の出生前検査に関する専門委員会報告書 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30725.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会 NIPT等の出生前検査に関する専門委員会(第8回 2/2)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第8回 NIPT 等の出生前検査に関する専門委員会

参考

令和5年2月2日

資料3

問や相談を受けた場合は、出生前検査について事前に知るべき事項を
簡潔に記したリーフレットを配布する等の対応を行う。
〇 情報提供にあたっては、13 トリソミー、18 トリソミー、21 トリソミーと診断さ
れた方々やその家族に十分に配慮することが必要である。また情報が正
確に理解されるためには、「Ⅷ 医療、福祉等のサポート体制」でも述べ
るように、障害に対する国民の理解が不可欠であることに鑑み、国民の理
解が十分でない状況下で情報の提供のみ行われることのないように留意
すべきである。
(地域での体制整備の必要性)
〇 出生前検査の情報提供は特定の専門家のみが関わるのではなく、地
域の医療施設、相談機関、福祉施設、そして公的保健機関などが各々
の役割に応じて連携し、情報提供と出生前検査に係る遺伝カウンセリン
グ・相談支援を行なうことが重要である。
○ しかしながら、現時点では、産科医療機関の従事者や自治体の母子保
健関係者の中には、出生前検査への対応の経験や技能を十分に有して
いない者もいることから、これら関係者に対し、出生前検査に関する理解
の促進を図ることが重要である。
○ また、妊婦及びそのパートナーが出生前検査について正確な情報に容
易にアクセスでき、自治体の相談窓口等において中立的かつ誘導になら
ない形での相談を受けられるよう、都道府県等においては女性健康支援
センター事業も活用し、出生前検査に係る相談窓口の整備を進めるべき
である。
2 出生前検査受検を検討している者等への情報提供等
○ 出生前検査の受検を検討している、もしくは受検するかどうかを決めるための
相談を受けたい妊婦及びそのパートナーが、妊婦健康診査で受診する産科
医療機関又は当該産科医療機関から紹介を受けるなどにより出生前検査実
施医療機関を受診した際には、医療機関においては、検査前に、次の手順に
より説明・出生前検査に係る遺伝カウンセリングを行うべきである。
① 妊婦及びそのパートナーの出生前検査に係る意思確認
・ 出生前検査には、様々な検査が存在するが、出生前検査の受検を検
討する妊婦等に対し、医療者から特定の検査を受けるよう誘導するの
は適当ではなく、検査受検前の遺伝カウンセリングにおいて、まずは
妊婦等が受検を検討する理由、検査の受検によって妊婦等が何を得
たいと思っているのかを十分に聞き取ること。
② 各検査の特徴

18