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総-3○感染症対応について(その2) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00229.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第570回 12/6)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染拡大下の歯科診療の判断基準等
○ 新型コロナウイルス感染症患者において対応をすべき患者の状況については、各関係学会で検討が行
われてきた。
口腔外科手術に対する指針(日本口腔外科学会)
◆ COVID-19陽性患者に対しては、待機可能な場合は歯科治療や手術を延期するか代替の検討を行う
◆ 緊急性が高い等の理由で待機できない場合「やむを得ない選択」として、なるべく短時間で治療・手術を実施する。
• 大量出血・重症感染症・気道閉塞などで切迫した生命の危険があるもの
• 悪性腫瘍
• 縫合が必要な皮膚・粘膜挫創
• 歯槽骨骨折、顎骨骨折、歯の脱臼・破折など
◆ やむを得ない選択として治療・手術を実施する際には、術者並びに介助者はエアロゾルや飛沫による感染を防ぐため、N95マスク、目も覆われるフェイスシール
ド・ゴーグル、手首が露出されない長袖ガウン、耳も覆われるキャップ、グローブなどを装着する。
◆ 治療や手術を実施する環境環境に関しては層流換気が設定されている手術室を使用する。口腔内サンクションを適切に使用しながら行うことが前提である。
◆ いずれの治療・手術においても、手術実施後は手術室の十分な屋外への排気による換気を心がけ、手術中に発生したエアロゾルや飛沫の消失を図る。
◆ 診療の都度、手術台や歯科ユニット、周辺機器などを滅菌、消毒、清拭する。滅菌、消毒、清拭の際には、廃棄物の感染症に留意し実施者はマスクやグローブ、
フェイスシールド・ゴーグル、長袖ガウン、キャップなどを装着して取り扱う。
出典:一般社団法人日本歯科医学会連合「医療関連感染対策実践マニュアル」より引用改変

自宅等療養する患者に対する歯科訪問診療等の対応フローチャート(日本老年歯科医学会)
<自宅あるいは宿泊施設療養中のCOVID-19 患者への病歴聴取と対応フローチャート>
腫脹があるか

はい

はい

嚥下障害があるか
眼瞼周囲に進展しているか

いいえ

いいえ

はい

痛みがあるか
歯の外傷があるか
出血があるか

いいえ

鎮痛薬の服用をしたか
止血のアドバイス後止血したか
止血できない

病院の口腔外科へ紹介
※出血の状況か患者の背景で個別に判断

疼痛が緩和しない
感染が広がっている
永久歯の脱臼
重度の外傷
歯科訪問診療

軽度~中等度の疼痛
軽微な外傷
乳歯の脱臼
電話でのアドバイス

出典:一般社団法人日本老年歯科医学会「歯科訪問診療における感染予防策の指針 2022 年版」より引用改変

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