【２】沈降15価肺炎球菌結合型ワクチンについて （２）これまでの議論を踏まえた具体的な規定案

PCV15とPCV13との交互接種について

第58回厚生科学審議会予防接種
ワクチン分科会予防接種基本方針部会

資料１
（改）

2023（令和５）年12月20日

○ 定期接種等においては、同一の疾病に対して複数種類のワクチンが利用可能である場合であって、シリーズとして
複数回接種するときは、原則として過去に接種歴のあるワクチンと同一のワクチンを用いることとしている。
○ PCV15においては、薬事審査において、PCV13からPCV15に切り替えて接種した場合の有効性・安全性が認めら
れている。

添付文書におけるPCV15の交互接種に関する記載について（小児への接種に係る記載を抜粋）
【用法及び用量に関連する注意】

肺炎球菌結合型ワクチンの接種スケジュールの中で、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチンにより接種を開始後、途中で本剤による接
種に切り換える場合には、残りの接種回数を本剤により接種すること。

（参考）第2１回小委員会における企業からの説明（令和５年11月９日）
○ PCV13からPCV15に切り替えて接種した場合の安全性、忍容性及び免疫原性について評価する第Ⅲ相試験を実施した。
○ 結果として、PCV13を１～３回接種した後に、PCV15を残りの回数接種した場合の効果と安全性について、PCV13の
みを接種した患者と比較して、免疫応答は同程度であり、安全性についても特段の懸念は認められなかった。

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