【３】令和６年度以降の新型コロナワクチンの接種について

（２）運用上の各規定

2024年1月29日時点

新型コロナワクチン以外のワクチンとの同時接種に関する諸外国の推奨状況②
諸外国においては、新型コロナワクチンと季節性インフルエンザワクチンの同時接種を認めており、他疾病に対する
ワクチンとの同時接種についても、可能又は一律の間隔を置くことは求めない取り扱いとしている。
基本方針の
発出機関

インフルエンザワク
チンとの同時接種

他疾病ワクチン
との同時接種

米国

CDC

可能

可能※２

特段の禁忌がなければ他のワクチンと新型コロナワクチンは同時接種し得る。
（CDC、2024/１/18）

英国

NHS/
UKHSA

可能

可能

季節性インフルエンザワクチンと同時接種し得る。（NHS、2023/11/23)
他ワクチンの接種を遅らせないことが望ましく、同時接種の対象は一般に接
種されるワクチンを含む。（UKHSA、2023/9/4）

カナダ

NACI

可能

可能

生後6か月以上の者に対して、新型コロナワクチンは他ワクチン（生ワクチン、
不活化ワクチンを含めて）との同時接種を含めて前後どの時期でも接種し得
る。（NACI、2023/12/15）

フランス

保健省

可能

（記載なし）

新型コロナワクチン及び季節性インフルエンザワクチンの接種対象である者
は、２つのワクチンを同時接種し得る。（保健省、2023/10/4）

ドイツ

RKI/
STIKO

可能

不活化ワクチン
は可能

新型コロナワクチンと不活化ワクチンは同時接種し得る。（RKI/STIKO、
2023/12/14）

イスラエル

保健省

可能

（記載なし）

季節性インフルエンザワクチンと同時接種し得る。（イスラエル保健省、
2024/1/25）

国際連合

WHO

可能

可能※３

季節性インフルエンザワクチン又は他の呼吸器感染症ワクチンの同時接種を
各国は検討すべき※３。
成人及び青年を対象とした他のワクチン（生、不活化、アジュバント添加ア
ジュバント非添加を含む）と同時接種し得る。（SAGE、2023/11/10）

EU

EMA

可能

（記載なし）

季節性インフルエンザワクチンと同時接種し得る。（ECDC-EMA、2023/6/6）

国・地域

異なるワクチンとの接種間隔に関する基本方針※１

方向性（案）
• 他のワクチンとの接種間隔については、諸外国の状況も踏まえ、注射生ワクチン以外のワクチンと同様の取扱としてはどうか。
※１ 発出日又は最終更新日を記載。 ※２ エムポックスなどのオルソポックスウイルスに対するワクチンとの同時接種については臨床的検討が必要としている。
※３ WHOは、新型コロナワクチンと季節性インフルエンザワクチン又は他の呼吸感染症ワクチンとの同時接種については年齢層を限定せず、各国が検討すべきとている。
Source: CDC, CDC, NHS, UKHSA, NACI, フランス保健省, RKI, STIKO, イスラエル保健省, WHO, ECDC-EMA

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