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糖尿病性腎症重症化予防プログラム(令和6年度版) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38699.html
出典情報 糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定について(3/28)《厚生労働省》
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歳代以上に比較すると多く20、糖尿病性腎症重症化予防の取組を実施する
に当たっては、このことを考慮した取組となるよう配慮する。糖尿病のみ
でなく、高血圧、喫煙、食生活の乱れ(朝食の欠食)などが腎障害の悪化
につながることに留意する。
○ 糖尿病性腎症をはじめとする糖尿病の合併症は、発症後、長期間を経て
徐々に進行していくと考えられることから、青壮年が多く加入している被
用者保険の保険者においても、糖尿病性腎症重症化予防に取り組むことが
必要である。糖尿病性腎症重症化予防の取組は継続して行うことが重要で
あるため、例えば保険者協議会や地域・職域連携推進協議会等を活用し
て、市町村国保と国保組合、被用者保険との間で、健診データやレセプト
データ等(以下「健康・医療情報」という)やそれぞれが捉えている地域
の健康課題、保健事業の実施状況等の共有や、役割分担しながらどのよう
に取組を進めていくかなどの連携体制の確認等を行うことが非常に重要で
ある。
2)高齢者に対する取組
○ 令和2年4月から高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施が開始さ
れ、後期高齢者医療広域連合(以下「広域連合」という。)から委託を受
けた市町村により、後期高齢者の保健事業として、糖尿病性腎症重症化予
防に関する事業が実施されている。
○ 高齢者の特性を踏まえた健康支援をしていくためには、高齢者に見られ
る心身機能の特徴や老年症候群の合併頻度が高いこと、学会のガイドライ
ン等の動向や関係部局による事業の方向性等に関する見識を深めておくこ
とが必要である。
(後期高齢者の特性)
① 前期高齢者と比べ、加齢に伴い虚弱な状態であるフレイルが顕著に進行
しやすい。
② 複数の慢性疾患を保有し、フレイル等を要因とする老年症候群の症状も
混在するため、包括的な疾病管理がより重要となる。
③ 医療に係る課題として、多医療機関の受診や多剤処方等がある。
④ 健康状態や生活機能、生活背景等の個人差が大きい。
⑤ 医療のみならず、介護や福祉等の様々なニーズを併せ持つ状況にある者
が多い。
○ 高齢者への健診・保健指導では生活習慣病の重症化予防だけではなく、
体重や筋肉量の減少、低栄養等によるフレイル等の予防・改善に着目した
対策に徐々に転換することが必要である。特に、75歳以上の者への保健指
導については、生活習慣病等の慢性疾患の重症化予防に加え、後期高齢者
の質問票等を活用し、フレイル等に関連する老年症候群(低栄養、転倒・

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60歳代以上で最も多いのは「特になし」である。また、「運動習慣の定着の妨げとなる点」についても、
この傾向は同じような傾向である。(令和元年国民健康・栄養調査報告)

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