予防接種（ワクチン）に関するガイドライン
（第２章 準備期における対応）

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医療機関等において日常的に使用されている資材の品質、価格等
について定期的なヒアリングを行うなど、一般流通市場における相
場等の情報収集を行う。
② 国は、ワクチンの接種に必要な資材の確保状況の検討に当たっては、
国内で実用化されているワクチンの製剤の形態や接種方法等も考慮す
る。また、接種量や接種方法等の違いにより、年齢層等に応じて必要
となるシリンジの容量や針の長さなどの資材の種類が異なる可能性が
あることも考慮する。
③ 国は、開発されるワクチンの種類によっては、ワクチンの保管や輸
送に必要な条件が異なる（例：超低温冷凍庫が必要になる）可能性も
考えられることから、モダリティごとの保存条件や輸送条件に関する
情報収集を行う。
④ 市町村又は都道府県は、以下の表１を参考に、平時から予防接種に
必要となる資材の確保方法等の確認を行い、接種を実施する場合に速
やかに確保できるよう準備する。
表１ 予防接種に必要となる可能性がある資材
【準備品】
【医師・看護師用物品】
□消毒用アルコール綿
□マスク
□トレイ
□使い捨て手袋（Ｓ・Ｍ・Ｌ）
□体温計
□使い捨て舌圧子
□医療廃棄物容器、針捨て容器
□膿盆
□手指消毒剤
□聴診器
□救急用品
□ペンライト
接種会場の救急体制を踏ま 【文房具類】
え、必要な物品を準備する □ボールペン（赤・黒）
こと。代表的な物品を以下 □日付印
に示す。
□スタンプ台
・血圧計等
□はさみ
・静脈路確保用品
【会場設営物品】
・輸液セット
□机
・生理食塩水
□椅子
・アドレナリン製剤、抗ヒスタ □スクリーン
ミン剤、抗けいれん剤、副腎 □延長コード
皮質ステロイド剤等の薬液
□冷蔵庫／保冷バッグ・保冷剤
□ワクチン保管用冷凍庫・冷蔵
庫
□耐冷手袋等

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