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令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (1 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R6kami/R06_kami_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(9/19)《警察庁》
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広 報 資 料
令和6年9月19日
サイバー企画課
令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
第1

概要
令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢とサイバー特別捜
査部の活動状況等について取りまとめたもの。
第2 サイバー空間の脅威情勢とサイバー特別捜査部の活動状況等
1 サイバー空間の脅威情勢
(1) 高度な技術を悪用したサイバー攻撃の脅威情勢
世界各地でサイバー攻撃が相次いで発生し、我が国でも政府機関等にお
けるDDoS攻撃とみられる被害が発生。令和6年上半期におけるランサムウ
ェアの被害報告件数は114件となり、流出した情報はダークウェブ上のリー
クサイトに掲載。また、生成AIを悪用した事案も発生。
(2) インターネット空間を悪用した犯罪に係る脅威情勢
インターネットバンキングに係る不正送金事案やSNSを通じて金銭をだま
し取るSNS型投資・ロマンス詐欺、暗号資産を利用したマネー・ローンダリ
ングの発生など、インターネット上のサービスが悪用。令和6年上半期に
おけるフィッシング報告件数は63万3,089件、インターネットバンキングに
係る不正送金被害額は約24億4,000万円。
(3) 違法・有害情報に係る情勢
インターネット上には、児童ポルノ等の違法情報や犯罪を誘発するよう
な有害情報が存在するほか、SNS上には、犯罪実行者募集情報が氾濫。
2 サイバー特別捜査部の活動状況等
令和6年4月、サイバー特別捜査隊をサイバー特別捜査部に改組し、捜査
はもとより、重大サイバー事案の対処に必要な情報の収集、整理及び事案横
断的な分析等を行う体制を強化。本年上半期の事案は、以下のとおり。
● 令和6年2月、EUROPOL等との国際共同捜査において、ランサムウェア攻
撃グループ「LockBit」の被疑者2名を検挙。また、暗号化されたデータの
復号ツールを独自開発して被害回復に活用。
● 令和6年7月、暗号資産の追跡捜査等を実施し、インターネットバンキ
ングに係る不正送金事件の指示役を逮捕。
● 令和6年7月、石川県警察は、サイバー特別捜査部と連携した捜査を実
施した結果、能登半島地震に関して虚偽の救助要請を投稿した男を偽計業
務妨害罪で逮捕。