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令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (29 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R6kami/R06_kami_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(9/19)《警察庁》
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2 令和6年上半期の活動状況
(1) 外国捜査機関等と連携したランサムウェア事案被疑者の検挙・被害回復
我が国を含め世界各国の企業等に対してランサムウェア被害を与えている
攻撃グループ「LockBit」について、サイバー特別捜査隊(当時)と関係警察は、
EUROPOL 等との国際共同捜査を推進した。その結果、令和6年2月、関係国
の捜査機関が同グループの一員とみられる被疑者2名を逮捕したほか、同グル
ープが使用するサーバ等がテイクダウン(機能停止)され、流出した情報等が
掲載されていたリークサイト上に、テイクダウンの実施を告げるスプラッシュ
ページが表示された。
この事案では、LockBit により暗号化されたデータを復号するツールを、サ
イバー特別捜査隊が独自開発し、国内での被害回復に活用するとともに、令和
5年 12 月には同ツールを EUROPOL に提供した。また、令和6年2月、警察
庁は EUROPOL 等と連携し、世界中の企業等において被害回復が可能となる
よう、同ツールについて情報発信を行い、その活用を促す旨の発表を行った。
【図表 24:事案概要】

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