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令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (36 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R6kami/R06_kami_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(9/19)《警察庁》
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資料編
(第1部1「高度な技術を悪用したサイバー攻撃の脅威情勢」関連)
令和6年上半期における主なサイバー攻撃事例②
● 出版大手企業に対するランサムウェア攻撃
令和6年6月、出版大手企業は、同社のサーバがランサムウェアを含む大規
模な攻撃を受けたと発表した。この攻撃により、同社が提供するウェブサービ
スが広く停止したほか、書籍の流通等の事業に影響が発生した。同年8月、同
社は、この攻撃により 25 万人分を超える個人情報や企業情報が漏えいしたこ
とが確認されたこと及び同年度決算において、調査・復旧費用等として 30 億
円を超える損失を計上する見込みであることを発表した。
● 情報処理サービス企業に対するランサムウェア攻撃
令和6年5月、自治体等から印刷業務等を受託する企業は、同社のサーバが
ランサムウェアに感染し、データが暗号化される被害が発生したと発表した。
同年7月、同社は、この攻撃により個人情報が漏えいしたことが確認されたと
発表した。

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